天の川銀河中心に見られる、由来不明なガンマ線。
このマップが作られたのですが、
どうやらこのガンマ線は、ダークマターから発生している可能性があるようです。
ダークマター(暗黒物質)は、電磁波で観測できない未知の重力源です。
その有力候補の1つがWIMPと呼ばれる仮想粒子で、このWIMP同士が衝突するとガンマ線が発生し、
ダークマターの直接的な証拠として観測されると予測されています。
この研究では、ガンマ線観測衛星“フェルミ”で天の川銀河中心部のガンマ線観測を行っています。
そして、超新星残骸やパルサーなどの、すでに知られているガンマ線源を差し引いたガンマ線マップを作成したんですねー
すると、由来の不明なガンマ線が、銀河中心部から対称に広がっているようすが浮かび上がります。
このガンマ線は、1~3GeVのエネルギー範囲でもっとも明るく、
ガンマ線スペクトルや明るさ、広がり具合などは、31~40GeVの範囲の質量を持つダークマター粒子から発生すると予測されるものと、よく一致していたんですねー
この研究は、ダークマターの兆候を初めてとらえたものとして期待されているようですよ。
このマップが作られたのですが、
どうやらこのガンマ線は、ダークマターから発生している可能性があるようです。
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天の川銀河中心部のガンマ線分布図。 右が由来不明のガンマ線で、銀河中心から5000光年の距離まで広がっている。 |
ダークマター(暗黒物質)は、電磁波で観測できない未知の重力源です。
その有力候補の1つがWIMPと呼ばれる仮想粒子で、このWIMP同士が衝突するとガンマ線が発生し、
ダークマターの直接的な証拠として観測されると予測されています。
この研究では、ガンマ線観測衛星“フェルミ”で天の川銀河中心部のガンマ線観測を行っています。
そして、超新星残骸やパルサーなどの、すでに知られているガンマ線源を差し引いたガンマ線マップを作成したんですねー
すると、由来の不明なガンマ線が、銀河中心部から対称に広がっているようすが浮かび上がります。
このガンマ線は、1~3GeVのエネルギー範囲でもっとも明るく、
ガンマ線スペクトルや明るさ、広がり具合などは、31~40GeVの範囲の質量を持つダークマター粒子から発生すると予測されるものと、よく一致していたんですねー
この研究は、ダークマターの兆候を初めてとらえたものとして期待されているようですよ。