
この本は、宇宙旅行が難しいのは? で始まるんだけど、
難しくしているのが宇宙を旅することでなく、
地球から離れることにあるって書いてあります。
理由は宇宙に行く唯一の手段がロケットだからで、
ロケットを使うと、地球から離れて宇宙に行くのに、莫大な費用がかかるんですねー
宇宙探査計画をたてると、予算の大部分がロケットの費用になったりします。
なので、地球から脱出する安上がりの手段さえあれば…
その安上がりの手段、それが“宇宙エレベーター”になるんですねー
この本に書かれていることは、
ここ10年ほどのあいだに、宇宙エレベーター構想がSFの世界から現実の世界へと飛び出し、
実現可能な研究プロジェクトとして動きはじめていること。
建造に必要な強度を持った素材の発見、これが大きかったですねー
けっこう具体的な計画が、素人にも分かりやすく書いてあるので一気に読めました。
ちなみに、地上から築き上げていくのではなく、宇宙からケーブルを垂らすんですねー
格安とは言わないけど、一般人が現実的な価格で宇宙に行ける日… それが近づいている気がしました ^_^
宇宙でもっとも大きなエネルギーを放つ現象、その1つが“ガンマ線バースト”です。
今回アメリカの研究チームが、遠方宇宙から届く“ガンマ線バースト”の残光を分析して、
宇宙誕生約10億年後の銀河に含まれるガスの組成を突き止めました。
今回観測した“ガンマ線バースト”は、6月6日にNASAのガンマ線監視衛星“スウィフト”が検出したもの。
4分以上も継続したのでロングバーストに分類されます。
127億光年彼方の銀河の恒星が、最期を迎える時の大爆発によって起こったとみられ、
“ガンマ線バースト”の中ではかなり遠いものになるんですねー
ハーバード・スミソニアン天体物理学センターでは、
“ガンマ線バースト”を検出後に、すぐさまアリゾナ州のMMT望遠鏡や、ハワイのジェミニ北望遠鏡を向けています。
理由は“ガンマ線バースト”のジェットで、周囲のガスが加熱されて光る「残光」を観測・分析するため。
残光は“ガンマ線バースト”が起こった銀河の中を通るので、その光を分析すれ星間ガスの組成が分かるんですねー

調査の結果、127億年前、つまり誕生してからおよそ10億年の初期宇宙にあったこの銀河は、
太陽系の10分の1しか重元素を含んでいませんでした。
生まれたばかりの宇宙には、水素、ヘリウム、リチウムといった軽い元素ばかりが存在しています。
そして、時間が経つとともに恒星の核融合や、その後の超新星爆発によって炭素や酸素などの重元素が増え宇宙空間に広がっていくことになります。
なので、この初期宇宙に岩石惑星が作られても、まだ生命の誕生に至るほどの重元素は無いことになるんですねー
研究チームでは宇宙の誕生期にせまるため、さらに遠くの“ガンマ線バースト”の観測を目指しているようですよ。
今回アメリカの研究チームが、遠方宇宙から届く“ガンマ線バースト”の残光を分析して、
宇宙誕生約10億年後の銀河に含まれるガスの組成を突き止めました。
今回観測した“ガンマ線バースト”は、6月6日にNASAのガンマ線監視衛星“スウィフト”が検出したもの。
4分以上も継続したのでロングバーストに分類されます。
127億光年彼方の銀河の恒星が、最期を迎える時の大爆発によって起こったとみられ、
“ガンマ線バースト”の中ではかなり遠いものになるんですねー
ハーバード・スミソニアン天体物理学センターでは、
“ガンマ線バースト”を検出後に、すぐさまアリゾナ州のMMT望遠鏡や、ハワイのジェミニ北望遠鏡を向けています。
理由は“ガンマ線バースト”のジェットで、周囲のガスが加熱されて光る「残光」を観測・分析するため。
残光は“ガンマ線バースト”が起こった銀河の中を通るので、その光を分析すれ星間ガスの組成が分かるんですねー

“ガンマ線バースト”の残光が銀河内のガスを通過する(イメージ図)
調査の結果、127億年前、つまり誕生してからおよそ10億年の初期宇宙にあったこの銀河は、
太陽系の10分の1しか重元素を含んでいませんでした。
生まれたばかりの宇宙には、水素、ヘリウム、リチウムといった軽い元素ばかりが存在しています。
そして、時間が経つとともに恒星の核融合や、その後の超新星爆発によって炭素や酸素などの重元素が増え宇宙空間に広がっていくことになります。
なので、この初期宇宙に岩石惑星が作られても、まだ生命の誕生に至るほどの重元素は無いことになるんですねー
研究チームでは宇宙の誕生期にせまるため、さらに遠くの“ガンマ線バースト”の観測を目指しているようですよ。
東京工業大学・東京大学・国立天文台を中心とする研究チームが、
おとめ座の方向約60光年彼方の恒星GJ504(おとめ座59番星)を回る惑星を、“すばる望遠鏡”で撮像して検出しました。
これまでに見つかっている系外惑星の多くは、
恒星の光が手前を通過する惑星にさえぎられて、わずかに暗くなる現象(光のゆらぎ)や、
軌道を回る惑星の重力によって、恒星がゆるやかに引き寄せられたり、引き離されたりする現象から、
間接的に検出されたもので、今回のように直接的に検出された例は総発見数の3%しかありません。

そして、直接撮像された惑星は、その年齢と明るさから質量を推定することになります。
でも、これまで撮像された惑星は、年齢が約5000万歳以下と若いので質量の推定が難しかったんですねー
今回観測された惑星“GJ504b”は年齢が1~5億歳と古く、
そこから推算した結果、木星の3~5.5倍の質量であるらしいことが分かりました。
これは直接撮像された惑星としては、これまででもっとも軽い惑星になります。
また、複数の赤外線波長での観測から、
“GJ504b”は低温度で大気中の雲が少ない惑星だということも分かってきました。
“GJ504b”は、太陽系でいうと冥王星軌道に匹敵するほど、中心星から遠く離れた軌道を回っています。
太陽系のデータを元にした惑星形成理論では、
これほど離れたところで惑星が作られるのは難しいとされていて、
“GJ504b”がどのように生まれたのかも分かっていません。
研究チームでは、中心星である“GJ504”に水素やヘリウムよりも重い金属が比較的多いことに注目していて、
今後のさらなる観測・検証で、新たな発見があるかもしれません。
おとめ座の方向約60光年彼方の恒星GJ504(おとめ座59番星)を回る惑星を、“すばる望遠鏡”で撮像して検出しました。
これまでに見つかっている系外惑星の多くは、
恒星の光が手前を通過する惑星にさえぎられて、わずかに暗くなる現象(光のゆらぎ)や、
軌道を回る惑星の重力によって、恒星がゆるやかに引き寄せられたり、引き離されたりする現象から、
間接的に検出されたもので、今回のように直接的に検出された例は総発見数の3%しかありません。

中心星“GJ504”と、その惑星“GJ504b”(右上)の赤外線画像
右はノイズ成分を取り除いた画像
右はノイズ成分を取り除いた画像
そして、直接撮像された惑星は、その年齢と明るさから質量を推定することになります。
でも、これまで撮像された惑星は、年齢が約5000万歳以下と若いので質量の推定が難しかったんですねー
今回観測された惑星“GJ504b”は年齢が1~5億歳と古く、
そこから推算した結果、木星の3~5.5倍の質量であるらしいことが分かりました。
これは直接撮像された惑星としては、これまででもっとも軽い惑星になります。
また、複数の赤外線波長での観測から、
“GJ504b”は低温度で大気中の雲が少ない惑星だということも分かってきました。
“GJ504b”は、太陽系でいうと冥王星軌道に匹敵するほど、中心星から遠く離れた軌道を回っています。
太陽系のデータを元にした惑星形成理論では、
これほど離れたところで惑星が作られるのは難しいとされていて、
“GJ504b”がどのように生まれたのかも分かっていません。
研究チームでは、中心星である“GJ504”に水素やヘリウムよりも重い金属が比較的多いことに注目していて、
今後のさらなる観測・検証で、新たな発見があるかもしれません。