滋賀県大津市の大津プリンスホテルを会場に、5日~7日まで、全国アメニティネットワークフォーラムが開催され、今年も2000人以上が障害者福祉を中心に朝から朝まで、勉強会や討論会に盛り上がりました。
分科会が朝から深夜までいくつも用意され、好きな時間に好きな会場に出向くわけですが、皆さん、非常にパワフルです。全国の同業の方と意見や情報を交換しあい、また政治行政に携わる方々とも身近に率直に話し合え、パワーをもらえるとあって、年に一度の「祭り」ととらえている方も多いようです。朝方まで飲みながらの交流会も。私もその口とはいえ、皆さんのパワーに脱帽でした。
ここでの【びわこアメニティーバリアフリー映画祭】も3年目となりました。
今年の上映作品は『ぐるりのこと。』『ゆずり葉』『おくりびと』『ニセ札』『耳をすませば』の五作品。もちろんすべて日本語字幕&副音声入りの上映です。
『ゆずり葉』以外の作品の副音声ナレーションを私が担当させていただいています。
5日の夜は『ゆずり葉』の早瀬憲太郎監督もいらっしゃってミニトーク。早瀬監督自身ろう者で、この作品は半分以上の役者、スタッフがろう者なのですが、面白いことに副音声の台本も監督が自らお書きになったのだそうです。そして、手話でやりとりしているろうの登場人物たちの吹き替えは、あえて盲者、視覚障害者にお願いしたとのこと。収録は通訳を介してのやりとりで、かなり激しい意見対立もあり、文化の違いを感じ相互理解を得るとてもよい機会になったそうです。映画製作、観るということを通じての交流に非常に面白さを感じました。
6日は2回シアタートークが行われ、昼は『ぐるりのこと。』で日本アカデミー賞主演女優賞を受賞した木村多江さんがゲストにいらして下さいました。うつになっていく女性を演じるということは、撮影期間中、自分自身がどんどんうつになっていくということ。主人公翔子は橋口監督自身でもあり、木村多江さんでもあります。精神的に追い詰められたいへんだった撮影現場のお話に多くの方が耳を傾けました。
その後のシンポジウムは『映画を見るということ』視覚障害と聴覚障害の情報保障研究員によって、最先端の技術も含め、今後のバリアフリー映画の可能性と方向性が模索されました。
熱い3日間でした。持ち帰った課題は、また来年まで少しづつ解いていきたいと思います
分科会が朝から深夜までいくつも用意され、好きな時間に好きな会場に出向くわけですが、皆さん、非常にパワフルです。全国の同業の方と意見や情報を交換しあい、また政治行政に携わる方々とも身近に率直に話し合え、パワーをもらえるとあって、年に一度の「祭り」ととらえている方も多いようです。朝方まで飲みながらの交流会も。私もその口とはいえ、皆さんのパワーに脱帽でした。
ここでの【びわこアメニティーバリアフリー映画祭】も3年目となりました。
今年の上映作品は『ぐるりのこと。』『ゆずり葉』『おくりびと』『ニセ札』『耳をすませば』の五作品。もちろんすべて日本語字幕&副音声入りの上映です。
『ゆずり葉』以外の作品の副音声ナレーションを私が担当させていただいています。
5日の夜は『ゆずり葉』の早瀬憲太郎監督もいらっしゃってミニトーク。早瀬監督自身ろう者で、この作品は半分以上の役者、スタッフがろう者なのですが、面白いことに副音声の台本も監督が自らお書きになったのだそうです。そして、手話でやりとりしているろうの登場人物たちの吹き替えは、あえて盲者、視覚障害者にお願いしたとのこと。収録は通訳を介してのやりとりで、かなり激しい意見対立もあり、文化の違いを感じ相互理解を得るとてもよい機会になったそうです。映画製作、観るということを通じての交流に非常に面白さを感じました。
6日は2回シアタートークが行われ、昼は『ぐるりのこと。』で日本アカデミー賞主演女優賞を受賞した木村多江さんがゲストにいらして下さいました。うつになっていく女性を演じるということは、撮影期間中、自分自身がどんどんうつになっていくということ。主人公翔子は橋口監督自身でもあり、木村多江さんでもあります。精神的に追い詰められたいへんだった撮影現場のお話に多くの方が耳を傾けました。
その後のシンポジウムは『映画を見るということ』視覚障害と聴覚障害の情報保障研究員によって、最先端の技術も含め、今後のバリアフリー映画の可能性と方向性が模索されました。
熱い3日間でした。持ち帰った課題は、また来年まで少しづつ解いていきたいと思います