朝一番でスタジオジブリ作品『耳をすませば』のライブ上映。ありがとうございました。
トーク・セッションは非常に面白いものでした。
古川康知事、東陽一監督、東大先端科学技術研究センター研究員大河内直之先生(全盲)、メディアアクセスサポートセンター川野代表。進行は山上プロデューサー。いくつか抜粋。
2009年に制作された邦画は488本。そのうち、公開時に字幕付きの上映があったのは52作品。副音声に至っては悲しいかな、2本だった。
バリアフリーさが映画祭2010では、すでに2本の新作映画がバリアフリー上映されていて、これは確実に喜ばしい進歩。
「バリアフリー映画のバリアフリーという言葉自体がバリアを作っている」というのは、知事や今回映画祭に携わった佐賀県の障害福祉課の方々、東監督、同じ意見なのですが、ではそれに替わるもっといい言葉があるかというと、なかなかフィットするものがない。
「ユニバーサルデザイン」と古川知事が言えば、「アメリカの映画会社の宣伝みたいでそれは反対ですね」と東監督。会場笑い。
「バリアフリー映画は障害者のためのもの」という意識が強いが、字幕付き、副音声もイヤホンからでなくスピーカーからセリフや音楽、効果音と一緒に聞き、誰もが楽しめる新たな映画鑑賞の形として定着していいもの。
東監督は、先日の『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』バリアフリー版試写会のことを振り返りながら、「佐々木さんのライブで久しぶりに自分の作品を観て、“ああ、こんな映画だったんだ”ととても新鮮な発見があった。これまでエロバリも含めて4本のバリアフリー映画制作に携わって、新たな映画の観方として可能性を感じている。作り手としても二度作品を作るような楽しさがある」と仰っていて、個人的にもとても嬉しく感じました。
映画の一つの新しい観方、作り方として、今後も「製作者側、受け手の一般市民の意識を喚起しながら、広めていこう」という方向のトーク・セッションでした。
今回のバリアフリーさが映画祭で、多くの方が一緒に映画をご覧下さり、様々な感想を持つことができたのは本当に素晴らしいと思いますし、少しずつ認知度を高めていくいいきっかけになったと思います。
このトーク・セッションや11/26(金)公開研究会の模様はユーストでリアルタイム動画配信されました。
トーク・セッションは非常に面白いものでした。
古川康知事、東陽一監督、東大先端科学技術研究センター研究員大河内直之先生(全盲)、メディアアクセスサポートセンター川野代表。進行は山上プロデューサー。いくつか抜粋。
2009年に制作された邦画は488本。そのうち、公開時に字幕付きの上映があったのは52作品。副音声に至っては悲しいかな、2本だった。
バリアフリーさが映画祭2010では、すでに2本の新作映画がバリアフリー上映されていて、これは確実に喜ばしい進歩。
「バリアフリー映画のバリアフリーという言葉自体がバリアを作っている」というのは、知事や今回映画祭に携わった佐賀県の障害福祉課の方々、東監督、同じ意見なのですが、ではそれに替わるもっといい言葉があるかというと、なかなかフィットするものがない。
「ユニバーサルデザイン」と古川知事が言えば、「アメリカの映画会社の宣伝みたいでそれは反対ですね」と東監督。会場笑い。
「バリアフリー映画は障害者のためのもの」という意識が強いが、字幕付き、副音声もイヤホンからでなくスピーカーからセリフや音楽、効果音と一緒に聞き、誰もが楽しめる新たな映画鑑賞の形として定着していいもの。
東監督は、先日の『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』バリアフリー版試写会のことを振り返りながら、「佐々木さんのライブで久しぶりに自分の作品を観て、“ああ、こんな映画だったんだ”ととても新鮮な発見があった。これまでエロバリも含めて4本のバリアフリー映画制作に携わって、新たな映画の観方として可能性を感じている。作り手としても二度作品を作るような楽しさがある」と仰っていて、個人的にもとても嬉しく感じました。
映画の一つの新しい観方、作り方として、今後も「製作者側、受け手の一般市民の意識を喚起しながら、広めていこう」という方向のトーク・セッションでした。
今回のバリアフリーさが映画祭で、多くの方が一緒に映画をご覧下さり、様々な感想を持つことができたのは本当に素晴らしいと思いますし、少しずつ認知度を高めていくいいきっかけになったと思います。
このトーク・セッションや11/26(金)公開研究会の模様はユーストでリアルタイム動画配信されました。