北区子ども弁士教室の高校3年の生徒から嬉しい報告がありました。
旺文社第59回全国学芸サイエンスコンクール、文芸 IIの読書感想文部門〔高校生の部〕で金賞、そして文芸 II全体の中で慶応義塾長賞を受賞したというものでした。
読書感想文部門 〔高校生の部〕 |
金賞 |
★慶應義塾長賞 |
題材にしたのは、サルトルの『嘔吐』。弁士教室で読んでくれましたが、彼女の今の苦悩と気づき、読み書くことによるカタルシスに満ちたいい作品でした。
昨年は読書感想文部門と小説部門に応募し、受賞。今年は最高賞の受賞を一番に報告してくれました。
怜美ちゃんは小学4年から弁士教室に参加し、今年で9年。本を読むこと、書くこと、考えること、語ることが彼女自身といえる生徒。
今回、新宿区夏目漱石読書感想文コンクールでも『こころ』で受賞しました。
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kanko/bunka02_002085.html
私にとっても、夏目漱石の『こころ』は中学3年の時に読書感想文を書き、サルトルの『嘔吐』は大学時代に長いレポートを書いた、印象深い作品です。先日の弁士教室では、他の小学生も含め、本の話、人生の話に。
先日は、やはり高校3年生の生徒、愛梨ちゃんが、大学合格をいち早く知らせに来てくれました。
また、高校2年生で淑徳巣鴨高校の生徒会長を務めている上地虎太朗くんは、仏教主義学校連盟の弁論大会で1位になったと報告くれました。
九段高校の演劇部で脚本を書いてきた長部せりなちゃんのお芝居は、この秋の文化祭で観ることができたし、
なかなか来れない渡辺洋くんは夏に全国鉄道模型コンテストでベストクオリティ賞を受賞したそうで、
小学校から多少の指導をし、成長を見守ってきた子どもたちの活躍が本当に嬉しい一年でした。
子どものいない私に、成長を見守る喜びを与えてくれてありがとう。
来年、生徒たちのさらなる成長を願います。