akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

無声映画『生戀死戀』

2016-10-11 | 活弁

フィルムセンターで、スウェーデン映画協会コレクションの無声映画『生戀死戀』拝見。

弁士はつかず、音楽のみ(今日の生演奏は、過去に共演もさせて頂いた新垣隆さん)なので、即興活弁のように頭の中でセリフをつけながら観ました。

 

相手のためにすべてを捨てて、大自然の中共に生き、共に死んだ男女。

美しく聞こえますが、自然の恩恵を受けている間は穏やかに暮らせるものの、人災天災で過酷な状況に置かれてなお、相手のせいにせず愛し続けることの難しさが描かれています。

最後まで道連れで、吹雪の中抱き合うように死んでいくわけですが。 

ここのところ、なぜかトリュフォーやウディ・アレンの辛い結末を迎える男女の物語を立て続けに観ていて、これもまた…一連の作品のような。

ただ、白黒で声もなく演技も大げさな分、ちょっと距離をおいて観られました。

 

 

 

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