シネマート新宿での『十月』活弁上映、ありがとうございました。
旧暦でいうと、1917年の10月25日から26日にかけて、ソビエト、厳密にはボリシェビキが主権を握るようになった「十月革命」を、巨匠エイゼンシュテインが描いた大作。
現在のグレゴリオ暦では11月7日にあたるので、「11月革命」とも言われており、11月に上演してもよかったのかもしれませんが、タイトルの『十月』にこだわり、告知や制作にあまり余裕のない日程になってしまいました。
革命十周年を記念して1927年11月7日に完成披露を行う予定で制作されたのですが、スターリンの難癖がついて完全版の公開は翌年になってしまったいわくつきの作品です。
今年は、その「ロシア革命」からちょうど100年。
ロシアの社会主義革命がどのように行われたのか、当時の実情がどうだったのか、もちろんこれは主権を握った「ソビエト」側のフィルターを通したロシア革命なのですが、1917年の二月革命から十月革命まで半年間の主要な事件を追って描いており、全編にちりばめられたエイゼンシュテインのモンタージュ手法も相まって、とても見応え、語り応えのある作品でした。
知名度も完成度も抜群に高い『戦艦ポチョムキン』は1905年の「第一次ロシア革命」を扱った作品。
今回の『十月』は「第二次ロシア革命」を描いていますが、ポチョムキン同様有名俳優はほとんど起用せず、当時実際に革命に携わった人々を多く使って撮影したことも、作品によりリアリズムを与えています。
内容が重厚で、「ロシア革命がよくわかって、知識がなく見てもとても面白かった」という声をたくさん頂いただけに、もっと多くの方にご覧いただきたいという気持ちでいっぱいです。
永田雅代さんの音楽もよかったですし!
ご覧になりたい方、ぜひ企画してお招き頂けたら嬉しいです。
再演希望がいっぱいあれば、来年あたりもう一度やれるかなぁ…
それから、アンケートで、革命三部作と言われる『ストライキ』もリクエストいただいたので、来年にでも上演できたらと思っています。