今日はラピュタ阿佐ヶ谷で『蟻の街のマリア』(五所平之助監督)を鑑賞。
2度めなのですが、やはりいい作品です。
松竹の昭和33年の作品。
無声映画時代から松竹映画で活躍していた俳優たち…飯田蝶子、斎藤達雄、三井弘治らも出演、輝いています。
丸山明宏の演技と歌も効いています。
今日は劇場満席でした。
墨田公園の一画にあった「蟻の街」と言われたバタヤで献身的に尽くした北原怜子の実話物語は、昭和33年当時、菊田一夫の脚本で有楽座での舞台にもなり(興行的には大赤字だったようですが)、古川ロッパの日記には、糖尿病と落ちた人気に苦しみながらもこの舞台で再び大きな評価と手応えを得たことが綴られていました。
この舞台の様子が観られないのが残念。
今は舞台公演も映像で記録したり鑑賞できるのですから、ありがたいことです。
今日はその後、阿佐ヶ谷駅前のお店「天文図舘」へ。
とにかく素敵な空間で、落ち着きます。
1階がカウンター席、2階が小さなテーブル席。
1階のカウンターで、美味しいナポリタンと珈琲を頂きました。
若いオーナー山城さんは昨年3月まで種子島に住んでいらして、実家に近いこの街で昨年8月からお店を始めました。
現在は緊急事態宣言下なので14~20時まで。(月曜休み)
本来は17~23時で、ゆっくりお酒も飲めるお店です。
活弁ワークショップに参加下さっているお母様と一緒に一昨日『猫の恩返し』バリアフリー上映にもいらして下さいました。
本棚のラインナップもとても素敵でした。
あまり混んでもらっては困るけど、オススメです😊