akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

『5等になりたい』音声ガイド収録

2010-07-12 | バリアフリー映画、福祉
NHK文化センターのバリアフリー映画講座で学んでいる方々と、バリアフリー映画推進団体Bmap(Movies for All People)を立ち上げました。

最初に手掛けたのが、この『5等になりたい』。ここ2カ月、皆さんで少しずつ手分けして台本を書き、全体をまとめ、何度も練り直し、仕上げました。

参加者3人、望月睦さん、篠田和見さん、中尾るかさん(元NHK長崎キャスターで、繋がっている知人が何人か…)にナレーションを担当してもらい、僭越ながら私が演出させていただきました。読みの稽古にもそれなりに時間を費やしました。
自分だけで書く、自分で語る以上にたいへんでしたが、なかなかいい感じに収録できた気がします。視覚障害者が聞いて想像しやすい。楽しめる。健常者が語り付きで観ても面白い、と思える。そんなバリアフリーナレーションを今後もつけていきたいと思います。

皆さんお疲れ様でした。携わって下さった多くの方に感謝。
そして、今後、多くの方に、副音声入りの作品をご覧いただきたいと思います。

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4 コメント

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再びコメント失礼します (キララ)
2010-07-27 09:41:30
もう少し、バリアフリー映画のことについて、お話を聞きたくて、関連した記事でコメントした方がいいかと思って、コチラにしました。

広島で上映した『おくりびと』バリアフリー版に大勢の障害者、健常者の方が参加されたという記事を読み、ますます地元からバリアフリー映画が発信されたら、すごく素敵なことだなと感じました。

私はナレーション担当よりも、
裏方(編集とか音響)で参加してみたいと思っているのですが、
バリアフリー映画を作るには、
設備はもちろんのことですが、
ナレーション、演出担当の他、どんなチームワークが必要となるのでしょうか?

検索して探しているところではありますが、
第一線でご活躍中の佐々木さんから見た、
バリアフリー映画の現場話などをもっと聞かせてください。
返信する
バリアフリー映画について (akiko)
2010-08-04 15:03:26
キララさん

コメントありがとうございました。遅くなってすみません。

編集や整音は、スタジオでプロの方にやっていただいております。映画のもともとの音―声優さんのセリフや効果音、環境音などとナレーションの声のバランスをとるのがけっこう大変ですので。

視覚障害者のための副音声は、まず台本作りが肝心です。制限された秒数で、そのシーン、カットにどの情報を優先させ、どういった言葉で伝えていくか。この作業がけっこうたいへんなので、テレビでも字幕ほど普及が進まないのです。

聴覚障害者のための字幕も、セリフをそのまま画面に載せるのでは、読みづらい場合もあるので、読んで理解しやすい言葉や分量に書き換えます。
最近は中途失聴の方のほうが多いのもあり、音楽や環境音の説明も入れます。その方が想像しやすかったり、演出の意図が伝わりやすかったりするからです。

一つの映画をバリアフリー化するためには、様々なハードル(製作会社側の理解など)があり、製作費も時間も労力もかかります。
それでも、「障害がある人は観られなくてもしょうがないよね」ではないと思いますし、作る側にとっても、やる価値があることだと思っています。

全国でバリアフリー上映会が広がっていったらいいなと願っていますし、キララさんのような方が一人でも増えたらと思っております。

東京も暑いです。私も週末は熱中症になったらしくダウンしておりました。
体調に気をつけて夏を乗り切って下さいね。
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こんばんは (キララ)
2010-08-04 18:51:02
「牛の鈴音」上映大盛況、おめでとうございます。

『文化や感動の共有』
これですよね!すごく大切なことだと思いました。こういう心の栄養分を、当たり前のように吸収できる地域であったら素敵です。

詳細なコメントありがとうございます。
私も佐々木さんのように読み手として参加できれば、とてもうれしいのですが、向き不向きからいって下手くそなのです。

昔、音訳ボランティアに参加させていただいたとき、読み手もやりつつ、交代でミキサーなどを触らせていただき、こういう関わり方もあるのかと思って、「編集や音響で」などと書いてしまったのですが、私は素人なんです。

やはり「シナリオ力」や「状況説明」が重要なんですね。
いつか広島で講座があったときに参加できるよう、今から本を読んだりして勉強してみます♪

こちらも猛暑が連日続き、
朝から滝のような汗を流しながら出勤しています。
全国各地を飛び回る佐々木さんも、
ぜひお体ご自愛ください。
返信する
音訳ボランティア (akiko)
2010-08-05 12:46:13
なさっていたのですね。

そういえば私ももう10年以上前に、小さなラジオFMで、朗読劇をやっていて、ミキサーも触ってみたことがありました。でも、機械音痴もあって、ダメでした…

広島でもいつか機会があったら嬉しいですね。
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