映画上映&トークショー インドネシア&タイ 映画におけるフォークロアとファンタジー
「響きあうアジア2019 『サタンジャワ』サイレント映画 + 立体音響コンサート」のプレイベントとして、アテネフランセで行われた映画上映&トークショー。
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督(タイ)の長編第一作『真昼の不思議な物体』(2000年)
不思議な映像作品でした。
ガリン・ヌグロホ監督(インドネシア)の初期傑作『天使への手紙』(1993年)
これはかなり面白かった。撮影は1993年ですが、舞台にしているのは70年代かな…
でも呪術的な風習、民間信仰が色濃く描かれていたり、
そこにアメリカナイズされた文化が突然映し出されたり、時代がないまぜになり、
人々の野蛮さと自我、近代教育や価値観も渾然としている感じ。
ストーリー展開もとても興味深いものだった。
上映後のトークショーは、「『サタンジャワ』サイレント映画 + 立体音響コンサート」の音楽・音響デザインの森永泰弘氏と批評家・金子遊氏。
進行中の音楽制作のプロセスやガリン・ヌグロホ監督の作品世界について、滔々とあふれ出るお話にあっという間の30分でした。
『サタンジャワ』 サイレント映画+立体音響コンサート/響きあうアジア2019
こちらは7月2日です。
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