今日は、ポレポレ東中野でドキュメンタリー『明日をへぐる』を鑑賞。
最終日駆け込みとなってしまいましたが、観られて良かった!
いい作品でした。
高知県の山あいの地区で
和紙の原料である楮(コウゾ)の枝を、蒸して皮を剥ぎ繊維だけにする人々。
千年の耐久性をもつ和紙が作られていく行程、
脈々と受け継がれてきた技術とそこに携わる人々の和、緩やかで暖かい暮らしを見せてもらいました。
楮農家だけでは暮らしていけない、高齢化は進む、地域のみんなが手伝いあう「ゆい」という協力体制でなんとかもっている。
効率やコスト、経済成長の視点から見れば、取り残され廃れていくしかない文化かもしれませんが、
そうした物差しでははかれない豊かさや価値がありました。
日本の各地の里山が抱える問題を提起している作品でもあります。
これから全国各地で上映され、また関東でも上映機会を作りますとのこと、その際はぜひご覧下さい。
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