
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/090813/its0908130748000-n1.htm
自分のブログ 死んだらどうなる? 訪問絶えぬ“墓碑”も
自分がこの世を去ったら、日々更新しているブログの日記はどうなるのか-。サービス業者によると、たいていは誰かが削除の依頼をしなければ、残り続けることになるという。書き込みが死後も消えないのは複雑な気持ちだが、残ることで訪問者が絶えない“墓碑”のような存在のブログもある。「お盆だから、亡くなったあの人の書き込みを見てみよう」。そんな時代が来るかもしれない。(森浩)
「自分が死ぬと、この愚痴の数々はどうなるのか」。東京都内の男性会社員(32)は、自分のブログを見ながらふと思った。「妻や会社の愚痴をつづっているブログは『死んだら消してくれ』と、家族や同僚に頼むわけにもいかない」
ブログのサービス業者の多くは、利用者が死亡した場合、「依頼があれば削除する」というスタンスで「遺族からの連絡で、削除するケースもある。一定期間更新がないからと言って、こちらから削除することはない」と説明する。
故人がどんなブログを書いているか、家族が知らなかった場合、サービスが継続される限り、記述がネット上に残ることになるというわけだ。
コメント1万超え
一方、「生きた証し」としてブログが注目される例もある。
「カオリにファンの方が、気持ちを伝えられる場として残しています」
7月28日、乳がんのため死去したミュージシャン、川村カオリさんのブログ「川村カオリの調子はいいんだけど・・・。」は今も削除されていない。訪問者が絶えることはなく、死亡を伝えるエントリへのコメントは1万2千以上もある。
所属事務所は「ファンのために」と存続を決めた。「思った以上に訪問者が多く、当面は存続させる方針」という。
生きた証し残す
肺がんで「余命2年」と宣告され、平成17年に死亡したライター、奥山貴宏さんのブログ「32歳ガン漂流 エヴォリューション」も死後4年が経過した現在も存続し、コメントが絶えない。
「死にたくないな」で始まる奥山さん自身の最後の書き込みへのコメント数は650件を超えている。
現在のブログを管理するのは、生前の奥山さんと交流があった編集者ら。担当者は「お墓がネット上にあるようなものです。彼が生きた証しを残すことは意義があると考えました」と語る。
総務省の推計によると、今年1月末のブログの登録者数は2695万人がサービスを利用していることになる。
インターネットに詳しい関西学院大学の鈴木謙介助教(社会学)は「(サービス会社が)永続するとは限らず、記述が永久に残るということはない。ただ、管理してくれる誰かがいれば、ブログは死者をしのぶ新しい手段になるかもしれない」と話している。
今日まだ生かされている私は、盂蘭盆会 ということで寺へ参り勤行・仏説阿弥陀経の後、説教を聴きました。説教は中村久子さんの話から始まりましたがありがたくて途中から居眠りに・・・




