
18日午前10時10分ごろ、福井県大野市野尻、国道158号の野尻橋下の九頭竜湖に「車が沈んでいる」との通報が大野署にあった。湖面近くに乗用車が沈んでおり、運転席の開いた窓から上半身が出た状態の男性が見つかった。
同署によると、男性は金沢市の会社会長(68)で、既に死亡していた。男性は17日朝、家族に「岐阜の方に会合に行く」と電話して以降連絡が取れなかったという。同署は目立った外傷がないことから、事件性はないとみて、事故と自殺の両面で調べている。
湖畔の流木を回収していた建設業者の作業員が発見し、近くの九頭竜ダム管理支所に連絡、同支所職員が通報した。現場は右カーブで、乗用車は橋の欄干の手前を突っ切り、道路右側のガードレールや縁石がない場所から約15メートル下の湖に転落したとみられる。
