逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



北アルプス、後立山連峰を見ながらサイクリングを楽しめる道として有名なのは、嶺方峠/白沢洞門、小川アルプスライン、麻績/大岡のアルプス展望道路である。松ポタの会員から、隠れた展望コースとして、美麻から小川村、長野市中条に至る「峰街道」なるものがあることを教えられた。丁度桜の季節になるので、4/20に車載輪行でさっそく出かけてみることにした。
途中、大町の郊外で見かけたしだれ桜、今が満開だ。



ぽかぽかランド美麻に車をデポして、満開の桜を楽しみながら、青具から湯の海に向かう九十九折れの急坂を登っていく。



絶景好キーには有名な小藤で小休止。残念ながら鹿島槍に雲が掛かっている。



湯の海の峰街道入口に到着。事前情報はあまりなく、「峰街道の会」のHPと、そこからダウンロードした地図のみが頼りだ。期待と不安を胸に、林道に突入。



しばらく林道を走ると、ガードレール無し、軽トラックがようやく通れるだけのグラベルになる。人の気配が無くなり、やがてスマホの電波が途絶える。


雪解けでぬかるんだ林道を難儀しながらしばらく登り、コーナーを曲がったら、この絶景が目に飛び込んできた。寒方地(かんぼじ)VP(ビューポイント)である。谷には山桜が咲き、低山の向こうには左から雲の切れた鹿島槍ヶ岳、五龍岳、唐松岳と連なって見えている。


後立山連峰を林の間からチラ見しながら、でも谷に落ちないよう、表面状況がコロコロ変わるグラベルを注意して走る。


大豆岩西VPに到着。標高が1000m近く、木々も無いので、美麻の山に阻まれることなく、後立山連峰全山を一望できる。ただ、ここまで、誰一人とも会わなかったのが気になるところである。


続いて少し先に進んだ、大豆岩東VP。冬の間の倒木やVPの邪魔になる木々が綺麗に整理され、道の脇に積んである。「峰街道」の会の方が林道を整備しているらしいことが解かり、少し安心する。


しばらく走ると、行く手に飯綱山や戸隠山など東信の山が見えてきた。


両側に視界が広がる尾根の稜線を気持ちよく、しかし事故らないように注意して走っていたら、大きな岩が崩落し、道を塞いでいる場所に到達、タバコ岩だ。幸い、脇を通れるように道が拡げられている。


タバコ岩から稜線上を一度下り、登り返した所で、グレートジャーニー改の距離計が4000kmを記録する。e-Bike化、ほぼ1年で4000kmを走ったんだ。


もう一度下り、東側の信州新町方向の集落をチラ見しながら走ると、やがて、グラベルが舗装道路に変り、ようやく人の気配を感じられる畑が現れた。



そして、暗い林の中を抜けると、そこはこれまでの人っ子一人居ない絶景とは異なる、お花見客で一杯の別世界であった。



走ったのはこんなコースの前半1/4。桜を楽しんだ立屋番所周辺の記事はまた明日UPの予定。この峰街道の海の湯から立屋番所までの区間、自転車乗りには超お薦めです。



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