昭和40年代はボーリングブームでした。自分たちの順番が来るまでに待ち時間が2時間なんて日はざらにありました。とりあえず申し込みだけをして自宅に帰ってきてからまた出かけるなんてこともしていた記憶があります。
何しろ初めてのスメ[ツですので本屋さんでルールブックなどを買いスコアのつけ方や投球の際のマナー(レーンに同時に立った場合は右側優先など)などを学んだことを覚えています。
今ではオートマチックスコアラーになりお手軽になりマナーもへったくりもあったもんではないですね。隣のことはまったく気にせずにただのバカ騒ぎには閉口です。
生まれて初めてやったボウリングのスコアは「21」でした。確か小学校の低学年で自分にあったボールなんてあるはずもなく、必死になって投げても「ガター」になってしまったもんです。それでも「スパット」の見方やスプリットのとり方、ボールの回転やレーンのワックス状況などを考えて練習すればスコアがあがっていき楽しかったですね。
今日見たボーリング場での風景は家族連れで一見、昔と全く変わっていませんが、なんか変です。それは、スコアに「G」がないのです。子供用にガターが塞がれており、さながらピンボールのようにボールが右左にぶつかりながら転がっていきます。これなら必ずピンは唐黷ワすがどうやれば「ストライク」になり「スペア」が取れるのかなどを学ぶことはできません。これも「今どきの楽しみ方」(価値観)なんでしょうかねー。
うまくいかないから工夫をする発想は生まれてきそうもありませんね。