経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

忘れた。

2008-02-24 08:26:53 | ひとりごと
どうしても思い出せない。
誰だったかなぁ~。どこかで見たことがあるんだけどなー。

どこで出会ったんだろう?????

「アレ、あれ、ほら、その・・・、何だっけ?」

なんて、「ここまで出てきているのに思い出せない」と言うことがよくあります。

毎年、何百人ものヒトにお会いするのですが、覚え切れなくてなかなか顔と名前が一致しません。こちらが知らなくて、相手の方が知っている場合もあります。

先日も、駅のホームで向こうから歩いてきた女性。
「んっ、どこかでよく見る顔だ。誰だっけなぁ~。」

思い出せ、思い出せ!

すれ違いざま、こちらから会釈をしてご挨拶をして通り過ぎた。
でも、なんだか相手はけげんそう・・・。

電車に乗り込んでから、必死で考えた。
どこかで出会っているはず・・・、それも何度か会っている。
誰だっけ?

うーーーん、思い出せないぞー。

電車が30分ぐらい進んだところで思い出した。

「なぁーんだ、KIOSKのおばちゃんだー。」
なるほどよく見る顔のはずだ。売店で買い物をしたときに見ていて記憶に残っていたんだ。

覚えることに対して明らかに“能力”が落ちていることを実感します。加齢もありますがやはり鍛えていないのですね。
だから、「脳トレ」の本やソフトが売れるんですよね。
サボってちゃダメなんです。

それでも覚えられません。

だから覚えようとすることをあるときからあまり意識しなくなりました。
その代わり、「思い出す方法」を編み出しました。

KIOSKのおばちゃんの顔そのものは覚えていたので、名前を思い出そうとするのではなく、「どこ(の場面)で会ったか?」を記憶をたどる入り口とします。
あるいは「会った頻度」から想像を広げます。

本人そのものを考えるのではなくその回りの景色(情景)をたどるのです。
そうすると、そこに出てきた“登場人物”がだんだんと特定できてくるのです。

結果的に「どこの誰」に行き着いて忘れていたことを思い出すことができます。