買うか買わないか。

欲しいモノと必要なモノは一致している場合もあるがそうでない場合も多い。

「ニーズに応える」とはどちらにも当てはまることである。
でも実際に自分で買い物（コンビニなどの少額も含めて）の場面を考えてみると、ほとんどの場合は「欲しいモノ」を購入している。

必要なモノとは例えば「スーツを着るときにネクタイは必要」となるが、ネクタイは好きなので既にあるにもかかわらず（つまり必要ではない）、気に入ってしまうと買ってしまう。

欲しいから買ってしまうのである。

“売場”は欲しくなるように演出をしているのである。
その演出に反応すれば商品はお客様は財布の紐を緩める。

商品がただ“並んで”いるだけを陳列と勘違いしている商店も少なくない。
陳列してある商品が、いかに「今見ているお客様」に必要であると思っていただけるか。

「ネクタイは既にあるけれど、このデザインのネクタイをすれば“カッコいい”だろうなぁー」と想像していただければ、それは「必要なモノ」になるのである。

欲しいモノと必要なモノが一致した瞬間である。