経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

企業診断

2008-02-25 10:14:11 | ひとりごと
中小企業診断士の仕事のひとつに「企業診断」があります。

ひとつにという意味は診断ばかりではなく、診断した後の経営コンサルティングがあったり、講演やセミナー、執筆など多岐に渡っているからです。

中小企業診断士になるためには国家試験をクリアしなければなりませんが、教師になるときの教育実習みたいな「実務補習」が行われます。

実際の企業へ行きヒヤリングをして報告書にまとめて提案するというものです。
5,6名でチームを組みそれぞれの経験やスキルを活かしながら診断先のお役に立つようにアタマを使います。
そしてアタマ以上に使うのが「手」と「足」です。

実習生の中にはアタマだけでこなそうとする人もいますが、それでは診断先のハートには響きません。
診断先は経営状態が悪いばかりではなく良い場合も多いのです。
中小企業診断士は悪い点ばかりを指摘するものではありません。むしろ“逆”で、良いところや経営者が気がついていないところを見つけ出して、さらに磨きをかけることが大切なのです。

ところが実習生の中には欠点指摘型がいます。
そこでアタマだけではなく「手」と「足」を使っていただくのです。診断先企業個別に使える“処方箋”を考え出すには現状、現場、現地を素直な目で見て、感じて、理解することがャCントです。

ある意味でこれはセンスになりますが、そのセンスを磨くことを覚えることが実習の一番なのかもしれません。

さて「報告会」。
診断メンバーが慣れない作業を一生懸命まとめた提案を診断先にプレゼンテーションします。

診断先が商売繁盛していただく気持ちをどれだけ持って取り組めたかの結果が出ます。


忘れた。

2008-02-24 08:26:53 | ひとりごと
どうしても思い出せない。
誰だったかなぁ~。どこかで見たことがあるんだけどなー。

どこで出会ったんだろう?????

「アレ、あれ、ほら、その・・・、何だっけ?」

なんて、「ここまで出てきているのに思い出せない」と言うことがよくあります。

毎年、何百人ものヒトにお会いするのですが、覚え切れなくてなかなか顔と名前が一致しません。こちらが知らなくて、相手の方が知っている場合もあります。

先日も、駅のホームで向こうから歩いてきた女性。
「んっ、どこかでよく見る顔だ。誰だっけなぁ~。」

思い出せ、思い出せ!

すれ違いざま、こちらから会釈をしてご挨拶をして通り過ぎた。
でも、なんだか相手はけげんそう・・・。

電車に乗り込んでから、必死で考えた。
どこかで出会っているはず・・・、それも何度か会っている。
誰だっけ?

うーーーん、思い出せないぞー。

電車が30分ぐらい進んだところで思い出した。

「なぁーんだ、KIOSKのおばちゃんだー。」
なるほどよく見る顔のはずだ。売店で買い物をしたときに見ていて記憶に残っていたんだ。

覚えることに対して明らかに“能力”が落ちていることを実感します。加齢もありますがやはり鍛えていないのですね。
だから、「脳トレ」の本やソフトが売れるんですよね。
サボってちゃダメなんです。

それでも覚えられません。

だから覚えようとすることをあるときからあまり意識しなくなりました。
その代わり、「思い出す方法」を編み出しました。

KIOSKのおばちゃんの顔そのものは覚えていたので、名前を思い出そうとするのではなく、「どこ(の場面)で会ったか?」を記憶をたどる入り口とします。
あるいは「会った頻度」から想像を広げます。

本人そのものを考えるのではなくその回りの景色(情景)をたどるのです。
そうすると、そこに出てきた“登場人物”がだんだんと特定できてくるのです。

結果的に「どこの誰」に行き着いて忘れていたことを思い出すことができます。


何かと忙しい。

2008-02-22 10:14:06 | ひとりごと
商売をやっていて「ヒマ」ほど悲しいことはない。

たくさんのお客様に来ていただいたり注文いただいて、それがビジネスを進めていく上での原動力となる。

ちょっと軌道に乗り、忙しくなってくると「あ~、今日も忙しい(からしんどいなぁ~)。」となったりしますが、贅沢な“甘え”ですよね。
ついつい楽なほうへ流れてしまいます。

中学生の頃、生活指導の(浮「)先生がいました。
今思えばお笑いのネタになってしまいそうなことをやっていたわけですが、その先生の口癖というかキャッチフレーズが

「服装の乱れは心の乱れ」

日常的なちょっとした乱れが心までも乱してしまうという理屈ですが、今思えば十分に納得できるし、仕事の上でもとても有益な言葉として受け取れます。

一流の製造現場では道具や整理整頓は行き届いています。
売れる小売店であればバックルームの在庫は整然と管理されています。
繁盛しているお店のレジの中はお札がきちんと揃っていますしお客様に渡す場合も揃って渡しています。

些細な乱れがすべてを表現しているのですね。

「時間が無くて・・」と言って(言い訳して)オフィスの聡怩モっていたら書類が以前のように“地層化”傾向になっていました。

イカンイカン、ちゃんとすっきりしたデスク周りが効率を上げる第一歩だ。お客様に対しても良いサービスが提供できるための必須事項だ。

忙しいからこそできるのがビジネスの達人だ。

違い。

2008-02-21 09:27:23 | ひとりごと
毎朝体重計に乗ります。
既に昨年末から計画よりもオーバーしていますが、どれぐらいオーバーしているかの認識は常にあります。

今朝も同じ状態で乗ったところ、過去10年ぐらいで最高を示していました。
ウーン、これはまずいなぁ~。
昨夜食べたおいしいアレかなー、これかなー。なんて反省していました。

でもでも、待てよ。
この数字は計画のリミッターを随分と超えている。体重計がおかしいんじゃないか?

っと、よく見てみたらモノが挟まっていて傾斜していたのと挟まっているモノの負荷がかかっていて正確に計測できていませんでした。

気を取り直して図ってみると、まぁ(計画よりは重いですが)納得できる数字を示しました。

これは毎日計っているから“異常値”として認識できたわけで、たまにしか図らなければ「それぐらいはあるかなー」で終わっていたかもしれません。

もうひとつ、図った数字を「記録」しているのも意味があります。時系列で現象を捉えるとその“差”が歴然とわかるものです。

計画通りに達成できれば言うことありませんが、計画通りに行かなくてもどれだけ計画とズレているかがわかるだけでも計画を立てる意味はあります。

計画を立てるための計画ばかりやっていたんじゃ、いつまで経っても「実行」がなく「実現」もありませんけどねー。