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枕の高さ調整(その2) 敷き寝具が変われば枕の高さも変わる

2008-04-23 04:56:52 | まくら

数日前に枕の調整にみえたお客様の話です。

 

背中が何となく痛いと言われるのです。高すぎるのかと思い、調べましたが特段の異常もなく、店頭で試し寝をして頂く範囲ではお客様自身も気持ち良いとおっしゃって見えました。

「敷きは何をお使いでしたかね?」と聞きましたところ、ベッドを3か月ほど前に購入されたそうです。その後しばらくして、背中にだるいような痛みを覚えるようになったということだそうです。原因はマットか?

「ベッドのメーカーは?」「マットの名前は?」

「ア●シンのハイ●リッドマットです」「家具屋さんで見た時は、ソフトで気持よかったんですがね。」

スマートな奥様でしたから、もし当店で相談されていたとしても、測定結果から判断しても(コイル数1200個の日本ベッドのシルキー)ソフトを薦めたでしょう。でも、現実「痛い」のです。枕の調整をすれば直るのではと、来られた訳です。

ハイ●リッドマットは、ウレタンの中にポケットコイルが埋め込まれている構造です。ポケットコイルは一個一個が独立してるため、横揺れする場合があります。これを防ぐためにウレタンの中にコイルを埋めているようです。コイルの数は分かりませんが、推測すれば約400個ぐらいでしょう。コイルとコイルとの間隔が広いので、詰め物(ウレタンなど)を幾重にも積層しています。

日本ベッドは1200個のコイル数です。びっしり詰まってますから、横揺れはありません。鋼線作りも、国内の大手製鋼所でこのマット用に誂えています。100%国産のマットです。しなやかで腰のある(うどんの話ではりません)コイル作りは、世界一です。

ソフトなマットは、体圧の分散が良いということでもあるが、実は体が沈み込んでいるということでもあるんです。正しい寝姿勢で沈めば良いのですが、人の体重の80%近くは胴体ですから、ひとつ間違うと体だけが沈み、頭と足の沈みが少ない「崩れた寝姿勢」になってしまいます。

この方は、猫背ではありませんが、猫背気味の姿勢になったのでしょう。背中の部分を高くして寝てみて下さいと「具体的方法」をアドバイスしました。

 

詰め物によって、ポケットコイルの良さが半減してしまったんでしょうか?

日本ベッドのマットは、詰め物を最小限にしてますので、他社のマットの比べ少し薄いです。詰め物によって厚くなるのは、いろんな問題がでてきます。

いづれのメーカーも良い商品を開発しようと頑張ってます。理論に基づいた良いベッドを作ろうと社員の皆さん頑張っています。

でも、同じことをまた言います。

「良い寝具(今回はベッド)であっても、必ずしも、あなたにとって良い寝具とは限らない」

 

 

未確認ですが、かってはア●シンベッドも、日本ベッドのマットをOEMで販売されていたとか・・・。

日本ベッドの現社長は慶応大学卒後、ア●シンベッドに籍を置いて、経営を勉強されたそうです。このことは、数か月前社長と食事をした時にお聞きしました。(隣の席で、鰐淵晴子さんが食事をしてました。・・・・そんなの関係ねえ。スミマセン)

弊社も、過去にア●シンBEDを販売したことがあります。良い商品であれば、どんどん販売したいと思います。でも、残念ながら今現在私の知る限り、日本ベッド以上のベッドマットは無いと思ってます。ア●シンさん頑張って下さい。また、結果ア●シンさんのベッドの批判になってしまったことは申し訳ありません。私の勉強不足で間違ってましたら、お許し戴きたい、と同時にどなたでもご指摘をお願いします。

 

 

コメント (2)
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