いつの頃からか判らない、多分約20年以上は使っていた2m角のムートンカーペットがあった。一度だけ普通のクリーニング(パウダークリーニング)をした品だ。相当傷んでいる。
先日西川リビングに、特殊クリーニングを依頼した。
SDベッドで寝ているので、120㎝x200㎝へのサイズ直しを。そして、残った80x200㎝を3等分し、1/3枚は何もせず、1/3枚はオゾンシャワークリーニングを、最後の1/3枚は特殊クリーニングをしてもらった。
特殊クリーニング オゾンシャワークリーニング 何もしない
20年も使い込めば、毛は強く絡みブラシで解そうにもなかなかの状態であった。「オゾンシャワークリーニング」をした部分と、本格的「特殊クリーニング」とは一見したところ差があまり無い感じであった。撫ぜてみるとやはり違う。最大の違いは「臭い」であった。20年使い込んだ「臭い」が、「特殊クリーニング」は無かったが、「オゾンシャワークリーニング」には、残っていた。
1~2年に一度は「オゾンシャワークリーニング」を。3~4年に一度は本格「特殊クリーニング」を。
西川が言う意味が解った。
今回の実験で判ったことに、「毛の密度・毛の質」によって仕上がりにはっきりとした違いが出たとだ。毛質の良いこげ茶の部分は新品とまではいかないが結構良い状態になって帰って来た。だが、毛密度が薄いと思われるグレーの部分は頼りなく直ぐにでも毛が撚れそうである。数か月後の状態が心配される。
「ムートンは良いですよ」と販売トークすると、お客様から「あんたは使っているんか?」と問い返される。「もちろんです。」とお答えしてきた。さらにこれからは、「エデンホープ」のようにしっかりした原皮は、長く使っても本格的「特殊クリーニング」で100%とは言えないが相当新品に近ずくと自信を持って言える。
自信を持って「エデンホープ」を薦めよう!
そして2年に一度は「オゾンシャワー」4年に一度は「特殊クリーニング」を。そうすれば、特殊クリーニングが10回できるから、計算上42年以上は使えることになる。夏でも使えるから、クリーニング代も含めて42年使えば一日当たり約36円となる(シングル換算)。コーヒー1杯の1/10程度、タバコ1箱の1/6程度だ。もちろん、CO2(二酸化炭素)は全く出さない。
例年以上にこの冬は暖かく休めそうだ。間もなく年寄りになる(1月で満60歳)爺としては、冬が楽しみである。かって、「寝るのが楽しみ」とお年を取ったお客様がよく言われたものだ。が、その言葉が実感できる年になってしまった。
もう3時過ぎた。