パリのシャンゼリゼ通りにイルミネーションが点灯したとニュースが流れました。綺麗ですね。神戸のルミナリエと共に、一度は見てみたいものです。
使われている電球はLED(発行ダイオード)なので、電力消費が少ないと歓迎されている。家庭内での普及もこれからは、大いに進むことでしょう。
旅行社パンフレットより
ところが、眠りという観点から言えば、少し注意が必要です。
青い色は眠れる色、赤い色は興奮させる色(脳を活性化させる)と言われます。一般的には寝室の主たる色は落ち着いた色相が選ばれます。子供服や乳幼児の絵本などが赤・黄が主(青とてもきれいなはっきりした青色)なのは、視覚を通して脳の活性に良いとされてます。
輪郭線もはっきりさせると脳の働きに良いとか
だが、光(波長)の色となると、実は逆と言えるようです。最近の睡眠の研究では、光(灯り)は睡眠の質に影響を及ぼすと言うことが常識となっています。壁の色・寝具(カバー)の色・カーテンの色など、物体の色と光(源)の色とは違うと言うことです。
青い色の波長は、人の睡眠を妨げる(眠りにくくする)働きがあるそうです。逆に、電球色の赤味のかかった色は、神経を興奮させることが少なく、眠りにスムーズに入ることができるそうです。
光の色を変えれば寝られるという訳ではありません。過日の滋賀医大の睡眠学講座(睡眠指導士・上級)の中で、宮崎教授の講義の中で面白い話があったことは以前のブログにも書きました。つまり、光の量と質のいずれも睡眠に影響を及ぼします。
LEDの波長は、特に青白い光(波長)は、睡眠に影響を及ぼす波長が多く含まれていることから、睡眠への悪影響について警鐘を鳴らす学者もいるようです。消費電力が少なく発熱も極めて少ないので、寝室のスタンドなどにこれから大いに普及するでしょう。
「LEDを止めましょう」などとは言いません。
不眠症予備軍にならないためには、ちょっと「灯り」に気を配って下さい。
①LEDであっても、蛍光灯であっても、青白い灯りの色を避け電球色を選んで下さい。②光源が直接目に入らないように。間接照明を薦めます。③明る過ぎないように。睡眠リズムが崩れます。これらがポイントではないでしょうか。
本来、冬は光の量が減る時です。人間も自然の一部です。冬の夜は居間や寝室の灯りを落として新婚さんも旧婚さんも「ムードのある夜」を過ごしてください。