<安倍官房長官の靖国参拝>
最近安倍官房長官が、4月に靖国神社に参拝したと言うテレビを見て、私の家内が何故今頃このような詰まらぬことを放送するのと言って呆れて言っていました。
何故なら今まで首相以外の人達の靖国参拝の批判していなかったテレビや新聞が俄に取り上げ始めたのですから。
ニュースのソースとしてはテレビ(それも良く問題を起こす某全国紙の系列の)にしか頼っていない、政治に無関心な無党派の彼女ですら、この様に言っているのですから、日本の大多数の普通の(軽薄でない)人達は皆そう思っているに違いありません。
<靖国問題の発端、軽薄で頑固な小泉さん>
問題の発端は小泉さんが軽薄にも、靖国参拝という宗教上の問題を公約と言う政策実行の約束に入れたことから始まったのです。
彼は最近は、靖国問題を政争の具にするのは馴染まないと言っていますが、彼の靖国参拝の公約は明らかに政教分離の原則に反しています。
そして彼持ち前の頑固さで公約を守り続けたために外国との関係までぎくしゃくさせてしまったのです。
<<靖国問題をこじらせたマスコミ>>
そして、マスコミが靖国問題を面白可笑しくとり上げて、某国の外交、内政の政略推進の片棒を担いでいるのです。
ことは信教の自由と言う基本問題に関わっています。
日本を代表する首相がその自由がないと言うのは、非常に大きな問題だと思いませんか。
<マスコミのあり方>
小泉さんが、A級戦犯を除く国の為に殉じた人達に参拝すると言っているのですから、ああそうかだけて済ましてそのまま放ってそおいたら何の問題も起こらなかったでしょう。
若しこの様に日本人の間でも意見が別れる微妙なことを、報道したいのなら、日本の為に、その報道力を総動員して、外国の人達に日本独特の宗教観を説明するのが日本のマスコミの務めと思いますが。
<もしマスコミが靖国問題を無視したら>
もし、その努力を惜しむのなら、すっぱりと、小泉さんや他の政治家の靖国参拝や、次期自民党総裁選で、靖国のことを色々言う政治家の発言を一切放送しないくらいの矜持があっていいと思います。
もしこのような微妙な問題を報道しなかったら、どうなると思います。
某国はスパイを派遣して彼の行動を逐一監視するでしょうか。
そして彼が参拝したと言って文句を言ってくるでしょうか。
谷垣さんのように分別のありそうな政治家が、靖国に参拝しないと言う、宗教問題を首相出馬の約束(公約?)をマスコミの前でするでしょうか。
その点、靖国問題についてマスコミに宗教問題について公約めいたことを言わない安倍さんは立派だと思います。
<軽薄な小泉さんに踊らされる軽薄なマスコミ>
マスコミは小泉さんの軽薄な言動をまた軽々しく報道し過ぎると思いませんか。
前回の選挙で小泉さんの演説に手を振っている小母さん達の姿を見て、家内も顔をしかめていました。
彼の過激な演説や、自分の意志に反する同志に刺客を送るなどのやり方を見て、ヒットラーの姿と彼に歓呼の声を上げていた大衆を思い出したのは私だけではないと思います。
また選挙戦中の公平な放送と言う原則を忘れて、彼の作戦に乗って彼の事や刺客ばかり大々的に放送することで、彼に手を貸し大勝利を納めさせたのは、視聴率や売り上げ伸ばすことしか考えない、余りにも軽薄なマスコミのお蔭でははないでしょうか。
<日本のマスコミへの要望>
たまたま今日は終戦記念日です。
やむを得ぬ事情もあったとは思いますが、戦前の報道姿勢が日本を誤った方向に進むのに殆ど役立たなかったか、それを後押ししたことを考えて下さい。
今は、日本は事実上の米国の軍事保護国と言うややこしい事情もあるかも知れませんが、報道に関しては戦前のようなやむを得ない事情はないはずです。
戦前の反動のように、いまのマスコミが日本の為に政府や政権与党の批判ばかりするのは結構ですが、それが世界的に見て、実は日本の足を引っ張るような結果にならないように注意して欲しいと思います。