<<日本の暗部ばかりえぐる番組>>
特に最近のワイドショーとワイドショー化したニュースの報道の方法の大きな特徴は、犯罪やそれに準ずるような事件の報道の仕方です。
犯罪の内容や、その手口、犯罪者や被害者の心情の解析、事件の背景などの徹底取材です。
そして、その都度今まで報道された内容が繰り返し繰り返し報道されます。秋田の小母さんの顔を何度も何度も見させられて飽き飽きしてしまいます。
勘ぐって見れば、同じ録画の放送で経費節減を図っているのかも知れません。
結局一時間を越す放送の大部分は暗い画面で終始してしまいます。
しかも悪いことに暗い事ばかりの今の世の中では、この種の放送が大きな部分を占めるのは仕方がないと言われるかも知れません。
<<報道姿勢の功罪>>
肝心のニュースの内容以外のおまけ一杯の放送で、どのような役にたったでしょうか。
<報道が役立っていること>
1.不正な事をした会社上層部、政治家、官僚達に社会的制裁を与える。
2.新聞などで伝えられない裏事情を知らせて、事件などの本質を知らせる。
3.犯罪者の手口を知らせ、世の中に悪い人も多くいるのだと注意を促す。
多分他にもいくらかはあると思いますが、数え上げるのはたいへんでしょう。
それに反して、害になるほうは直ぐに考えられます。
1.罪悪感が薄くなる。
政府上層部が美味い事やっているのを見て、それなら俺も似た事をして何が悪い思う。
暗い報道ばかり見せられて
2.世の中や日本の前途に希望を失わせ、ニートなどの青年を生み出す。
3.日本人としてのプライドがなくなる。
教師のような指導的立場の人まで、昔で言う破廉恥な援助交際などに走らせる。
4.模倣犯を殖やし、犯罪の手口を教える。
5.目立ちがりが、報道を通じて世の中に自分を知って貰うために犯罪を冒す。
6.靖国問題のような放送で日本の足を引っ張る。
7.同じことを繰り返す報道姿勢をうまく利用した小泉さんの戦略に載せらる。
(キャスターやコメンテーターは世の為に、正義とためにと思って頑張っていると思われるだけに、このような問題点が出るのはなお悲惨です。)
<<前向きな報道番組>>
しかし、テレビ局の中には感心させられる番組もあります。
NHKの「平成若者仕事図鑑」や「あしたをつかめ」で頑張っている若者の報道。
民放の商店街や農業の再生で奮闘している人達や定年を迎えた人達の活動の報告。
テレビ東京の「カンブリア宮殿」でビジネスの第一線に立つ人たちへのニンタビューなどなど。
<<テレビ関係者へのお願い>>
折角大切な時間を1~1,5時間も割いてニュースやワイドショーをやるのなら、現在の世相から暗い番組が多いのは仕方ありません。
しかし、せめてその2割位の時間を前に書いた様なもっと前向きな報道に割いてくれたら次のような効果も期待出来ると思います。
1.番組のマンネリ化を防ぐ。
テレビ関係者自体マンネリ化していると思っていませんか。
2.視聴率のアップ。
視聴者は私のように、他の低俗番組よりは少しはましと思って仕方なく、時間潰しに見ている人も多いと思いませんか。
3.社会や日本の活性化に役立つ。
4.テレビ会社のイメージアップに繋がる。
然し某大新聞の様に、自分の主張を貫徹するために、その主張に不利な報道はしないのなら致し方ありません。
(日本の明るい面の報道が何故不利と感じるのか判りませんが。)
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060523 の後半部参照
参照: Aug 15, 17, 22投稿