<<今までの自民党の総裁選び方>>
今までの自民党の総裁選び方には次の方法があります。
1.もし有力に派閥の中に、有力な首相候補が居ない時は、余り力のない傀儡総裁をたてて、裏で操つる。
誰がそうだったとは敢えて言いませんが皆良く知っていることです。
それで思わぬ結果となったのは、小泉さんをたてた時です。
彼は派閥の思う通りになりませんでした。
これは小泉さんの功績の一つでしょう。
2.国会で多数を占めそうなないときは、他の党と組む。
その例は現在の公明党との連立です。
これはまだ許せるとしても、ひどかったのは、政治理念が全く異なる社会党と組んだことです。
3.選挙に勝てそうな総裁を選ぶ。
前回の国民の支持率が多い小泉さんを選びました。
その小泉さんは、国民の支持率を背景にして、過去の自民党では決してあり得ない、党内の反対の分子を切ってしまいました。
これは、独裁政党への道だと昔の人は良く知っています。
然し、マスコミ(反自民で有名な某新聞社系列の放送ネットワークまで)は何の過去の反省もなく、刺客とかサプライズとか言ってはやし立てて、選挙中と言うのに自民党に偏った放送をして、彼に空前の大勝をさせてしまいました。
彼の国民に対するアジ演説は、ヒットラーのそれを思い出させました。
そして、今の自民党はこの方法を選ぼうとしています。
しかし、昔は社会党などのような政党に政権を取らせないためには、どんなやり方をしても、結果としては国にとっても良かったかも知れません。
<<選挙に勝てそうな自民党総裁選び>>
現在、圧倒的に優位を占めている、安倍さんに政策は総花式で、優先順位もなく、本当にやる気があるのか、またその成算はあるのか全く判りません。
安倍さん支持をしている自民党の国会議員は、どれだけの成果を彼に期待しているのでしょう。
彼への支持は、次の選挙で勝つためだけに、国民の支持が多い彼を担ごうとしているだけのように見えます。
上のやり方はどれをとっても、肝心な政策論議を抜きにした、国民を全く馬鹿にしたやり方です。
国民はまた、小泉さんを選んだ時のように、総裁選では安倍さんが何も言わなかった政策が次々に また飛び出すのですのではないかと思っています。
然し、今では情勢が全く変わっています。
それは政界浄化や活性化のの為に政権が変わっても良いと思われている、民主党が出来たからです。
前に書いたような国民を馬鹿にしたようなやり方は、そしてネット社会になっている日本ではこの方法はもう通用しなっています。
これではいずれ自民党は負けるでしょう。
日本のためにまた自党のために、自民党は良く考える時が来ていると思います。
然し日本の為にも、自民党が一度負けるのも良いかも知れません。