普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

皇室典範改正についてー雅子様が可哀相

2006-09-14 12:02:51 | 政策、社会情勢

<<皇室に入れたお妃方達の苦労>>

紀子さん(私のような下々のものには様付けで呼ぶのは苦手なので以後さん付けで呼ばして頂きます)のお子さんがお生まれになって、また皇室典範改正がテレビや新聞を賑わしてきました。

私は、この議論の当事者である妃殿下がたの、お立場から考えて見ました。

皇室に入られることがいかに大変かは、美智子さんは失声症、雅子さんは帯状疱疹から適応障害と言う大きな病気にかかられたことからも容易に想像できます。

<<これからのお妃候補の考え方>>

このような話しを聞いて将来の皇室関係の方々のお妃候補になられた人達は、喜んで皇室に入るでしょうか。

今の女性で、能力もキャリアーもあり、加えてお綺麗な方だったら、皇室に入って報道されたような苦労をしなくても、人も羨むような結婚は出来る筈です。

勿論お二人ともそれぞれ現天皇陛下や皇太子殿下のお人柄にも惹かれたこともあったでしょうが、国のためにもと言う犠牲的なお気持ちも少しはあったのではないでしょうか。

勿論そうは言っても、皇室に入るには普通の家庭に入るのとは違って色々な制約もあるのは当然ですが、入られる方々の荷を少しでも和らげる処置がなければ、民間から入られた御三方のように、素晴らしい方を皇室に迎えることは出来ないでしょう。

そこら当たりいるギャル族はもっての他ですが、浮き世離れした深窓のお嬢さんより、今までの例のように、素晴らしいお妃を民間から迎えるのが、皇室と国民の親近感一層をまし、またお妃方の個性に応じた皇室外交を進めるのも国のためになると思います。

伝えられたように、民間ベースで考えても家族以外の人である、宮内庁の有力者が、公務よりご出産が大事だとか、ご出産を強く希望するなどの発言は、随分失礼な話だし、それを覚悟で敢えて、お世継ぎを期待する発言をするほど、国にとってそれほど大事なことだとは思えません。

俗な言葉で言えば「そんな難しい家庭なんかに嫁のきてはおらんばい」、と言えるでしょう。

<<皇室典範改正について>>

伝統論者も色々の意見もあるでしょうが、昭和天皇が側室を拒否されたこと、GHQから皇室の範囲を制限されたことなど、すでに皇室を巡る環境が世の流れに乗って、または止むなく変わって来ています。

皇室典範を論議されるさい、伝統ばかりに囚われずに、是非、当事者の一人であるお妃になられる方達のお立場も考えて議論をして欲しいと思います。

勿論、どのような規則を作っても、皇室の男子の方達は、今後も結婚を決められる際は、男の子の多い家系からお妃選ばれるとか、お妃になられる方も、それなりの覚悟を決めねばならぬなど、可なりの制約が出るのは避けられないでしょう。

然し、ご結婚の後は、お二人が世の中の家庭の模範となるような、楽しくて和やかな家庭生活を送られるような、現代に則した皇室典範を作って貰ってはどうでしょうか。

 (通りすがり) 様 適切なアドバイスを頂きまして有り難うございました。