普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

何を考えているのか復党した11人

2006-11-30 12:52:47 | 政策、社会情勢

<<何とひどい誓約書>>

誓約書の一部
「離党勧告」処分の対象となった行為については遺憾であり、重大な責任を認識しております。
 郵政民営化を含む政権公約の実現に邁進し---。
前項の誓約に違反した場合は政治家としての良心に基づき議員を辞職致します。
本誓約書が公表されても異議がありません。

<<復党した人の本心??>>
こんな屈辱的な誓約書を書かされて、平沼氏を除く11人の人達が復党しました。
恐らく私の考えが当たっていると思いますが、彼らはもとから自民党員であり、小泉さんの思いもよらぬ、独裁者的な処遇を受けただけで、本来責められるべきなのは、小泉さんだと言いたいのでしょう。
安倍さんも内心は、小泉さんのやり方ひどいと思ったので、復党を許したのでしょう。

<<普通の日本人の考えかた>>
彼らは、郵政改革反対を旗印に掲げて苦しい戦で有権者の信頼を得たのでしょう。
それが、小泉さんの大勝の結果を見て、「自分達の意見が民意に添っていなかった」と言って、急に賛成に廻ったのでしょう。
普通の人が考えるのは、もし有権者との約束の正反対の方に(しかも選挙直後に)意見を変えるのなら、辞職するのが当然でしょう。

<小泉さんに乗せられたマスコミ>
私の考えでは、小泉さんの大勝は、彼のサプライズ作戦にマスコミがうまうまと乗せられて、結果的に選挙中と言うのに、自民党の片棒を担いだ報道と、民主党の選挙作戦の拙さで、郵政改革が必ずしも国民が希望している政策でなかったのは、直後の多くの世論調査で明らかになっていることです。

だから彼らが復党したがるのは、単に小泉さんの負けたから、とにかく何でも良いから、もとに戻してくれと言うだけのことでしょう。
離党勧告を受けたのは、こんな辱めを受けてまで、復党を請い願うほど自民党は良い所でしょうか。

<<自民党の独裁化>>
平沼さんは言っています。
誓約書一つをとて見ても、自民党が非常に独裁的になっている。
党首が圧倒的な力で権力を行使することは改めるべきではないか。

このような事態を招いたのは、政権を保つ為には何でありの、自民党の昔からの体質と、独裁者を気取った軽薄な小泉さんと、それに乗せられた軽薄なマスコミです。
共産党ならともかく、日本にとって政権与党が独裁化するのは由々しい事態です。

日本にとって一番良いのは、安倍さんが、はっきりと小泉さんの独裁的な政治手法の決別を宣言することでしょう。
そうすれば、この問題に対する事態は鎮静化するでしょうが、他の問題が出てくるのは明らかなので、安倍さんの今までのやり方から考えればそれはないでしょう。

<統一会派の立ち上げ>
また、山本一太さんが盛んに言っていた様に、別の統一会派を作れば、素人考えでも、郵政改革法案は反対、その他の自民党の政策は賛成と是々非々を貫けば、自民党にとって公明党より信頼のある政党として頼れる政党になった筈であり、安倍さんからも信頼されている平沼さんもそのままでも大いに力を発揮できた筈であり、将来、堂々と自民党に吸収合併の話しに応じられると思ったのですが。
されると思ったのですが。
平沼さんによれば、彼以外全員反対だったそうです。
素人には、復党した11人の人は本当になにを考えているのか判りません。

<次の選挙は??>
私は前にも、ブログにも書きましたが、傍目八目と言いますが、前回の衆院選で、自民党の勝利を予想し、民主党の自民党攻撃でちょんぼをして、逆に自党が命取りになりわしないかとの心配が偽メール事件で当たってしまいました。

http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060928

ただ今度の場合で言えば、ある程度はっきりしているのは、11人の侍の半数近くが次回の選挙で落選しそうだと言う事です。

逆に次期参院選でどちらが勝つから判らないのは、政権交代を期待している私としては、今回の自民党のちょんぼ(実は小泉さんの大ちょんぼの起因する)で、民主党が優勢になって欲しいのですが、今の民主党も教育基本法に反対しているマイナス点に加えて、いつもの例からすれば、また何かちょんぼをやらかしそうだと言うことです。
どうか、自民党も民主党も頑張って下さい。

参考資料

http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20061024
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20061106

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