・少数政党の中で維新の会だけが支持率低下・橋下さんと維新の会は謙虚にその限界を知れ・今回の選挙は政治主導の行政改革に絞れ
ブログ村政治ブログへ
一昨日発表されたNHKの世論調査による各党の支持率です。 (数字は%、括弧内は前回比)
民主党12.7(-1.1)、自民党25.0(-1.2)、国民の生活0.8(0)、公明党3(+0.2)、みんなの党1.2(0)、共産党2(+0.4)、社民党が0.5(+0.1),日本維新の会1.6(-0.6)特に支持している政党はないが45.8(+0.6)
日本の緊急時に国会運営でもたついている野田民主党と、安倍自民党の支持が減るのは良く判ります。
然し支持を減らした3党の内、政党としてまだ実績も何もない維新の会が-0.6%も支持を落としたのは何故でしょう。
これを変動や誤差の範囲と見るにしては、分母が小さいだけに0.6%の下落は割合で言えば約28%の下落はなり無視できない大きさと見るべきと思います。
それから乱暴な計算かも知れませんが、各党のマイナス割合の合計2.9、同じくプラスの割合は特に支持している政党がない人を含めて1.3%ですので、民主・自民・維新の支持者が維新の会を除く他の小政党に廻ったと言うことになりますが、この事実も維新の会としては無視できない事実と見るべきです。
そして何より小政党の内維新の会だけが支持を減らした事実は良く反省すべきだと思います。
ネット上で日本維新の会の支持率が急落の原因の調査結果として次のことが上げられていました。
国政に進出したこと、橋下氏の竹島「共同管理」発言、既存政党の過度な批判、TPP参加の方針、橋下氏の市長と党首の両立、公開討論会の内容、具体的な方策が示せていない 、維新参加議員を支持しない、民主党で懲りた、調査結果自体が間違っている、その他。
上記の分析は納得できるものばかりですが、私なりに考える大きな要因は上記の橋下さんの竹島の共同管理、原発問題に対する発言の振れ、所得税の地方財源化、TPP参加、維新八策などの国全体のことに関する発言と上記のように具体策を示さないことに対する批判が最大の要因で、上記の橋下さんの党首と市長の両立、維新参加議員の致し方ないのと違って何とかなるし、またしなければいけないことだと思います。
橋下維新の会に大きな関心を持つ外野席の私からみれば、国全体のことに関する橋下さんの大言壮語のたびに維新の会の支持率が落ちてきているような気がします。
橋下さんと維新の会の能力の限界
橋下さんが評判が良いのは、そして彼の開いた塾に二千人もの応募者があったのは、安倍・麻生自民党の政治主導の行政改革の失敗、そして国民の政治主導の行政改革への期待を抱いて出発した民主党政権も官僚の抵抗に逢って完敗状態の中で、橋下さんの大阪府や市の行政改革のために職員達や議会の反対を押し切った華々しい業績、とその突破力やマスコミやツイッターを利用する発信力です。
然し外野の私から見れば、彼への評価は彼の素晴らしい業績だけで、それ以上でもそれ以下でも無いこと、正確に言えばそれ以外のことに関しては全くの未知数だっのです。
急上昇する彼への評価と彼の主催する塾への多くの応募者は、世間を驚かせたし橋下さん自身も何でもできると思いこんでしまったようです。
それで今まで大阪のことばかり考えていた橋下さんの(所得税の地方財源化以外はおそらく碌に勉強もしていなかった)全国レベルの発言。
そして誰も評価しない維新八策の発表。
だから彼がマスコミやツイッターなどで発言するたびに彼とその主催する維新の会への支持が下がっていると思います。
もう一つの限界は橋下維新の会が全国に打って出ても、肝心の橋下さんの出来ることは限られていることです。
次の選挙での落選を恐れて参加したと言われている(正確に言えばそれだけの評価しかされない)国会議員の参加。
選挙後に生れる橋下チルドレンがどれだけ仕事が出来るか。 (私たちは国会審議の場で野次るか拍手するだけの小沢チルドレンを見て来ました)
肝心の橋下さんは市長の場を離れることは出来ません。
やれることは大阪から永田町へのリモート・コントロールだけ。
彼の人気を支えてきた反対する公務員や議員たちを押しまくる突破力はどうして発揮するのでしょう。
マスコミなどでは彼が自分の意見を平気で変えるので、衆院選で立候補するのではないかと言っているのが当たるのか知れませんが、マスコミが言う以外に全国に打って出るしか以後の維新の会の支持をキープすることは出来ないでしょう。
昨日石原さんの太陽の党が発足しましたが、橋下さんはその連携に対しては慎重発言をしていました。 支持率が低下し続ける橋下維新の会で偉そうなこのような発言?
それは民主・自民に飽き足らぬ第3勢力の台頭を望む国民や一部マスコミの橋下維新の会の評価をさらに落とすことになるでしょう。
それで私の提案です。
・前記のように橋下さんは謙虚に自分自身と維新の会の能力の限界をしること、そしてそれを知った上での発言をすること
・維新の会の公約は彼が得意の政治主導の行政改革、公務員精度改革に絞り、他の政策に就いては、維新八策の線に従う原則で国会では党議拘束を掛けない自主投票にすること
・永田町や霞が関での橋下さん自身の出番をつくること
そのためには国会で多数の勢力を集めて国会での主導権を握り、何とか委員会か評議会などを作り大阪市長の橋下さんが参加しその突破力で官僚などと直接折衝すること
・そのためには政治主導の行政改革に絞ってみんなの党、太陽の党だけでなく公務員制度改革の元祖の安倍自民党とも組むこと
これだけの勢力ができれば、民主党を始め「国民の生活」など第3極の動きに反対することは出来ないし乗って来るでしょう。
そして橋下維新の会はここで大きな業績を挙げて次の段階としての他の政策に取り組むことが維新の会にとって実現性のある安全策です。
ここまで考えれば橋下さんの出来ること、やらねばならないこと、橋下さん得意の発信力をどのように活かすはひとりでに決まって来ると思うのですが。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキング
ブログ村政治ブログへ
一昨日発表されたNHKの世論調査による各党の支持率です。 (数字は%、括弧内は前回比)
民主党12.7(-1.1)、自民党25.0(-1.2)、国民の生活0.8(0)、公明党3(+0.2)、みんなの党1.2(0)、共産党2(+0.4)、社民党が0.5(+0.1),日本維新の会1.6(-0.6)特に支持している政党はないが45.8(+0.6)
日本の緊急時に国会運営でもたついている野田民主党と、安倍自民党の支持が減るのは良く判ります。
然し支持を減らした3党の内、政党としてまだ実績も何もない維新の会が-0.6%も支持を落としたのは何故でしょう。
これを変動や誤差の範囲と見るにしては、分母が小さいだけに0.6%の下落は割合で言えば約28%の下落はなり無視できない大きさと見るべきと思います。
それから乱暴な計算かも知れませんが、各党のマイナス割合の合計2.9、同じくプラスの割合は特に支持している政党がない人を含めて1.3%ですので、民主・自民・維新の支持者が維新の会を除く他の小政党に廻ったと言うことになりますが、この事実も維新の会としては無視できない事実と見るべきです。
そして何より小政党の内維新の会だけが支持を減らした事実は良く反省すべきだと思います。
ネット上で日本維新の会の支持率が急落の原因の調査結果として次のことが上げられていました。
国政に進出したこと、橋下氏の竹島「共同管理」発言、既存政党の過度な批判、TPP参加の方針、橋下氏の市長と党首の両立、公開討論会の内容、具体的な方策が示せていない 、維新参加議員を支持しない、民主党で懲りた、調査結果自体が間違っている、その他。
上記の分析は納得できるものばかりですが、私なりに考える大きな要因は上記の橋下さんの竹島の共同管理、原発問題に対する発言の振れ、所得税の地方財源化、TPP参加、維新八策などの国全体のことに関する発言と上記のように具体策を示さないことに対する批判が最大の要因で、上記の橋下さんの党首と市長の両立、維新参加議員の致し方ないのと違って何とかなるし、またしなければいけないことだと思います。
橋下維新の会に大きな関心を持つ外野席の私からみれば、国全体のことに関する橋下さんの大言壮語のたびに維新の会の支持率が落ちてきているような気がします。
橋下さんと維新の会の能力の限界
橋下さんが評判が良いのは、そして彼の開いた塾に二千人もの応募者があったのは、安倍・麻生自民党の政治主導の行政改革の失敗、そして国民の政治主導の行政改革への期待を抱いて出発した民主党政権も官僚の抵抗に逢って完敗状態の中で、橋下さんの大阪府や市の行政改革のために職員達や議会の反対を押し切った華々しい業績、とその突破力やマスコミやツイッターを利用する発信力です。
然し外野の私から見れば、彼への評価は彼の素晴らしい業績だけで、それ以上でもそれ以下でも無いこと、正確に言えばそれ以外のことに関しては全くの未知数だっのです。
急上昇する彼への評価と彼の主催する塾への多くの応募者は、世間を驚かせたし橋下さん自身も何でもできると思いこんでしまったようです。
それで今まで大阪のことばかり考えていた橋下さんの(所得税の地方財源化以外はおそらく碌に勉強もしていなかった)全国レベルの発言。
そして誰も評価しない維新八策の発表。
だから彼がマスコミやツイッターなどで発言するたびに彼とその主催する維新の会への支持が下がっていると思います。
もう一つの限界は橋下維新の会が全国に打って出ても、肝心の橋下さんの出来ることは限られていることです。
次の選挙での落選を恐れて参加したと言われている(正確に言えばそれだけの評価しかされない)国会議員の参加。
選挙後に生れる橋下チルドレンがどれだけ仕事が出来るか。 (私たちは国会審議の場で野次るか拍手するだけの小沢チルドレンを見て来ました)
肝心の橋下さんは市長の場を離れることは出来ません。
やれることは大阪から永田町へのリモート・コントロールだけ。
彼の人気を支えてきた反対する公務員や議員たちを押しまくる突破力はどうして発揮するのでしょう。
マスコミなどでは彼が自分の意見を平気で変えるので、衆院選で立候補するのではないかと言っているのが当たるのか知れませんが、マスコミが言う以外に全国に打って出るしか以後の維新の会の支持をキープすることは出来ないでしょう。
昨日石原さんの太陽の党が発足しましたが、橋下さんはその連携に対しては慎重発言をしていました。 支持率が低下し続ける橋下維新の会で偉そうなこのような発言?
それは民主・自民に飽き足らぬ第3勢力の台頭を望む国民や一部マスコミの橋下維新の会の評価をさらに落とすことになるでしょう。
それで私の提案です。
・前記のように橋下さんは謙虚に自分自身と維新の会の能力の限界をしること、そしてそれを知った上での発言をすること
・維新の会の公約は彼が得意の政治主導の行政改革、公務員精度改革に絞り、他の政策に就いては、維新八策の線に従う原則で国会では党議拘束を掛けない自主投票にすること
・永田町や霞が関での橋下さん自身の出番をつくること
そのためには国会で多数の勢力を集めて国会での主導権を握り、何とか委員会か評議会などを作り大阪市長の橋下さんが参加しその突破力で官僚などと直接折衝すること
・そのためには政治主導の行政改革に絞ってみんなの党、太陽の党だけでなく公務員制度改革の元祖の安倍自民党とも組むこと
これだけの勢力ができれば、民主党を始め「国民の生活」など第3極の動きに反対することは出来ないし乗って来るでしょう。
そして橋下維新の会はここで大きな業績を挙げて次の段階としての他の政策に取り組むことが維新の会にとって実現性のある安全策です。
ここまで考えれば橋下さんの出来ること、やらねばならないこと、橋下さん得意の発信力をどのように活かすはひとりでに決まって来ると思うのですが。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキング