今朝の読売オンラインになりふり構わぬ首相延命策にトホホな民主執行部 の記事が出ていました。
私は菅さんの立場に立って考えると彼がこのように頑張っているのは、
・目の前に立ちはだかっている大きな問題を前にして逃げる訳には行かぬと言う彼なりの使命感
・今の様に国難に政治空白を作ってはならないと言う、世論調査の菅さんの支持率で示される20数%の国民の支持
・それと今の様な大震災と、大きな原発事故について政府の対策に対して野党や党内野党からの無闇に反対できぬと言う読み
だと思います。
逆に悪く言えば大震災と原発事故を出汁にして延命を図っていると言われても仕方がありません。
然し現実は菅さんの目指す
・社会保障と税の一体改革案は党内からも猛反対の動き
・復興構想会議の原案についても異論続出、それを待っては遅すぎると言う批判
・赤字国債の発行を求める特例国債法案に対する野党の拒否姿勢のため衆院で審議中断。
野田財務相は15日の衆院財務金融委員会で、「もし私が首を差し出して、それが成るなら、そうしてもいい」と述べ、同法案の成立と引き換えに財務相を辞任する可能性に言及した。そうです。
・東京電力支援のための原子力損害賠償支援機構法案も、他の原発からの反対、東電に甘すぎるのではないかと言う野党からの批判
などの問題もこのままでは真っ直ぐには行かずに、20数%の国民が心配している政治の空白が実質的に起こりそうな気配です。
それで読売の言う「トホホの民主党執行部」に代って菅さんを降ろす方法を考えました。
詰まり下記のような人達が適切な機会に一斉に辞職願を菅さんに出すことです。
・今まで菅さんの早期退陣を発言した主な現役の人達
枝野官房長官
岡田幹事長
松本龍防災担当大臣
西岡参議院議長
安住国会対策委員長
仙谷由人官房副長官
平田健二参院幹事長
・今まで菅さんに振り回された人達(青字は報道からの引用)
仮設住宅建設で首相に振り回された大畠章宏国土交通相 福島第1原発事故などで責任転嫁された海江田万里経済産業相、また彼は原発再開に就いて菅さんに地方回りをしてとの要望したのに、自分が種を蒔いた菅さんが動いた気配はありません。
首相が閣僚懇談会で平成23年度第2次補正予算案の7月中の提出を指示したが、首相から事前説明が一切なかったと無念の言葉を吐いた野田さん
・立候補を噂されている人達
野田さん
鹿野農林水産大臣
樽床元国対委員長
菅さんも延命の一つとして小規模な内閣改造を考えているそうですが、これだけの主要で然も多数の人達が、若し参加しなければ菅さんはお手上げになるに違いありません。
現職以外から起用しようにも、鳩山・小沢・前原さんなど無役の中心人物も、早期退陣を訴えているので、登用出来る人数は限られており、直ぐに倒れると判っている小粒の内閣でまだ頑張るか、辞職するしかないのは間違いないでしょう。
もし彼らが菅さんを引きずり降ろせば、谷垣さんの約束した通り自民党は菅さんの後任と、何らかの挙国一致体制を取るしかありません。
然し私の思いつきの問題点は、不信任案で欠席した人達の処分で見られるように、民主党政権維持のためには、都合の悪いことには目を瞑ってその場しのぎのやり方で納めてしまうと言う民主党の体質を無視ししていることです。
増して菅さんが降りたあとに、私の言う国民新党の亀井さんや自民党の石破さんを首相か、少なくとも復興に特化した機関のヘッドに担ぐなどの荒技は期待できないような気がするのですが。
私は民主党の幹部が私の予想を裏切って思い切った対策を取って貰いたいと思っていますが、果たして?
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たとえば、菅さんに代わって新しい方が総理大臣になったら、どういうことを国民にアッピールするのか。日本の政府は何をするのか。
大連立は手段であって、その目的はまた別であります。その話なしでは、国民は政治にはあまり興味はありません。
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