北京五輪聖火リレーはロンドン、パリで抗議運動に遭ってきた。
米国のサンフランシスコでは直前にルートを変更する奇策で抗議運動をやっと交わす有り様だ。
これに対して、米国訪問の途中で、日本に立ち寄ったダライ・ラマさんは記者会見
で、「聖火リレーの暴力による妨害は絶対にいけない」と言った。
一方、日本でも11日の読売新聞によると
・警察庁は、長野市で今月26日に行われるリレーの警備態勢を増強する。
・過激な活動家の入国を制限するため、過去に逮捕歴がある人物の入国を認めない。
・長野県警約500人と、民間の警備員ら約1000人で沿道を警備する。
・さらに海外の活動家のほか、右翼の街宣や人権団体の集会も予想し、管区機動隊など応援部隊を派遣し、ランナーに機動隊員を伴走させる。
などの厳重な警備を敷く検討を始めた。
そうだ。
[日本に対する抗議や嫌がらせ]
私たちは日本に対する抗議活動や嫌がらせとして最近次のような嫌な経験をしてきた。
中国の瀋陽で行われたサッカーの22歳以下4カ国大会で、日本-中国の試合後、中国人ファンの一部が日本人ファンに罵声を浴びせる。
重慶でのサッカーの東アジア選手権の日本-北朝鮮戦では日本選手入場や君が代の時のブーイング、日本選手の交代時に悪態をつくなど何度もトラブルがあり、中国の観衆のマナーの悪さに中国当局もオリンピックを控えて頭を痛めているそうだ。
公海上で米環境保護団体「シー・シェパード」の抗議船から何人かが調査捕鯨船団の母船「日新丸」に侵入したり、約1時間にわたって異臭を発する酪酸入りの瓶や白い粉が入った袋計100個以上を投げこみ3人が怪我をするなどの妨害を受けた。
[中国に対する抗議]
今度は世界の注目を浴びて長野に聖火が入って来る。
そして日本人が聖火をどのように迎えるかに世界のメディアの関心を持たれている。
私も中国政府のチベットに対する非人道的と言われる扱いには反対だ。
そして聖火リレーは国民がその意志を中国や世界に伝える絶好のチャンスであるのも判る。
日本は中国と違って言論は自由の国だ。
然し抗議活動も合法的でなくてはならないしマナー?があると思う。
ダライ・ラマさんが言うようにいかなる時でも暴力は絶対慎まなければならないのも当然だ。
今こそ日本が中国を含む他の国に整然とした抗議活動のやり方を示すまたとない機会だ。
米国のように暴力を恐れて、コースの変更など止めて規定のルートを走らせよう。
一般の観衆をルートから隔離するなど止めよう。
善意で走る聖火ランナーに無用な心配をかけないようにしよう。
整然と抗議の姿勢を示すには色々の方法や考え方があるだろう。
そして雑多な考えを持ち、自分達の主張を訴えるために勝手に動く多くの抗議団体と連携と協力を保つ難しさもあるだろう。
然し幸いなことに警察は外国からの不穏分子を締め出すことを決めたそうだ。
後は話せば判る可能性のある日本のグループだ。
主な抗議団体が中心となり、警察や長野市とも連携をとって、外国から批判を受けないやり方を検討し、それを周知徹底をしてははどうだろうか。
そして、整然とした見事な抗議活動を展開して、中国の人達や反捕鯨団体に見せてやってはどうだろうか。
私は日本人がその抗議活動で暴力行為や批判的な言動をして、心ない中国のサッカー・フアンや、正義の味方ぶって不法行為をした反捕鯨団体と同列に置かれたくない。
オリンピックでは参加選手のフェア・プレイを望まれている。
聖火リレーでの抗議もフェア・プレイの精神で行ってはどうだろうか。
どうか聖火リレーへの日本人による抗議活動が世界の模範となるように各種団体に願いたいものだ。
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日本人が同じ事をしてはいけないと思います。
>今こそ日本が中国を含む他の国に整然とした抗議活動のやり方を示すまたとない機会だ。
とても感動しました。他の国の抗議方法にあわせるのではなく、日本のやり方でですね。
後は話せば判る可能性のある日本のグループだ。
残念ながら、非常に楽観的な見通しだと思います。既に中共留学生や創価学会員などへの指令が出ているようです。
日本の場合、抗議する側とリレーを歓迎する側とが同じアジア人ですぐ見分けが付かないのが難点です。抗議グループへの成りすましで暴力行為を働く者が必ず出てくると思います。チベットの旗を持ったグループの中に、中共漢人が紛れ込むのは実にたやすい。日本の支援者はチベット人だと思い、チベットの人たちは日本人だと思い込むでしょう。いくらフェアにやろうと思っても、やらせてもらえないことも十分考えておくべきです。たとえ同じ日本人でも話せば分かる連中ばかりではありません。どこかに雇われた暴力的組織(街宣車を乗り回すような)が動員されることだって十分あるのですから。
その結果…
聖火ランナーにとびかかり、チベット過激派と紹介されたアジア系の人々が、中国政府による「ヤラセ」である可能性が出てきたそうです。
(似た人物が、中共国旗を持つ集団と一緒にいる所の写真が出てきたとか…)
あくまでもネットでの話なので、信用性は…ですが…
もしも、これが事実であるならば…
長野で日本人がどれほど整然とした抗議を行っていても…
もしかすると…と、悪い考えが浮かんできています。