最近の小沢さんの言動を見ていると一見全く違う性格のように見える安倍さんと小沢さんにも似ているところがあるのに気がついた。
それは「裸の王様」で括られる言動だ。
[安倍さんの場合]
・安倍さんは首相に任命されて最初にやった事は、若手の人達を中心とする彼を支えてきた人達で固めた。
所謂「お友達内閣」だ。
安倍さん自身は意識していなかったと思うが、そんな内閣を作ったのは、首相としては若い彼の自信のなさの現れだと思っている。
つまり極端に言えばうるさ型の多い自民党の中で仲良し同志で殻に閉じ籠もってしまったのだ。
・私は組閣の時から問題を抱えていた閣僚の多いと指摘していたのだが、不幸にもそれが的中してしまった。
柳沢さんや松岡さんがそれだ。
彼らが問題になったとき、小泉さんのことを思い出して切るように提言した。
素人の私が言うまでもなく自民党のベテランなら誰でも気づく筈だ。
然し安倍さんはあくまでも彼らを守って傷口を深くし、最後は赤城さんの問題でマスコミからいいように報道され参院選を大敗を招いた。
・安倍さんは小泉さん流にリーダー・シップを発揮していろいろの施策を打ち出したが、党内からいろいろの反発が出てきた。
まるで党内に野党を抱えている状態になった。
・私は安倍さんが「裸の王様」にならぬように、下部から情報を吸い上げるような機関を作れと提言しメールも送った。
然し、結果は小泉改革のために地方の疲弊が促進されて問題になっていることに気がつかず、そこを小沢もさんに突かれて参院戦やその前の補助選で敗退した。
その他の問題について、興味のある方は「カテゴリー→安倍内閣」を参照願いたい。
[小沢さん]
小沢さんは代表就任以来政権奪還一本槍で進んできた。
そのために
・主義主張の全く違う社民党と手を組んだ。
・大連立構想で党内の猛反発を受けた。
・国連決議があれば武力行使を伴う自衛隊の派遣も合憲だと唱えた。
・海上給油反対のために実行不可能な対案を出したり引っ込めたりした。
・選挙対策で財源を明らかにしないままばら蒔き政策を打ち出した。
・暫定税制廃止(これは筋が通っている)し国道建設は今まで通り進めるがその財源は明示しない政策
・問題の多い外国人参政権法案提出することを韓国に約束した。
・開放同盟と政策協定を結んだ。
これに関して一言。
関係者の中には、
自分が旧出身人達のうまれであることなど全く知らない人達。
同和問題はとっくに解決している今、普通の日本人として暮らしたい、出身者が怖いと言うイメージを持たれて、就職、縁談などに差し支えなど起こらぬよう平凡に暮らしたい。
そのため問題を際立たせるような、活動などして貰いたくない思っている多くの人達。
それと極く一部の今までの特権を保持したい人達の構成と思うのだが。
この点では、この問題にずっと関わっておられる「なめ猫」さんも多分同じご意見だと思う。
詰まり小沢さんは開放同盟と手を結んで、ごく一部の票は取れるが、多くの票を失おうとしているのだと思う。
・「自民党が賛成が出来ないような対案を作れ」、「海上給油など国にとっても民主党にとさても問題ない」などの多くの失言。
この他の問題に付いては、多くのブログで扱っておられるし私のブログでも書いているので省略する。
参照:カテゴリー→民主党
小沢さんの言動にそうだそうだともろ手を挙げて賛成している民主党の人達はごく少数で、鳩山さん始め多くの人達が困っているのは、テレビでの討論番組での民主党員の苦しそうな発言を見れば直ぐに想像出来る事だ。
小沢さんは安倍さんが仲良し内閣と言う殻に閉じ籠もって「裸の王様」状態になった理由とは正反対の、民主党内一番の実力者で彼の性格を知っている人達は、選挙直前で何も直接に言えないのが、小沢さんを「裸の王様」状態にしているのだと思う。
その結果が民主党の表立った動きとして、はマスコミから党利党略丸出しとやり玉に上がる様な言動となって現れているのだと思う。
[民主党へ]
・安倍さんは国民投票法案などの重要法案の成立、教育改革、中国や韓国との関係改善など、多くの業績を残したが、政治と金、地方の格差問題の見落とし、安倍内閣以前からの年金問題で大敗を喫した。
然し、これを細かく見ると、安倍さんの業績の大きさに比べれば、年金問題を除いては安倍さんのマイナーなマスコミの政治的チョンボの追求が大敗の原因となっている。
もしこの傾向が続くなら、民主党が選挙に勝とうとするのなら、マスコミの餌に成りそうなチョンボを極力減らす努力が必要だろう。
私は民主党が壊れる?でも書いたが、民主党が政権を取ってからが、本当の民主党の危機がやってくると思う。
詰まりそれまでの中途半端なそして財源の裏付けのない公約に対する自民党の猛攻撃と、攻撃されたときの小沢さんの失言癖などから細川内閣の二の舞いになり、民主党の一日天下→民主党の分裂→自民党の長期政権とならぬとも限らないからだ。
政権が手に届くようになった今こそ、公約をもう一度見直し、実行可能で財源の裏付けのあるものにして選挙に望むべきだろう。
そのためにも、選挙前に国民の納得できるような公約に書き直し、小沢さんが失言をしないためにも、彼が「裸の王様」にならぬように考えておく必要があると思う。
[安倍さんへの希望]
前にも書いたが、安倍さんのやってことは、少し首を捻ることもあるが、大局的に見ると妥当で今やらねばならぬことばかりだ。
安倍さんの小さな失敗が参院選大敗と言う大きな反動を産んだ。
安倍さんは今度の事で貴重に教訓を得たと思う。
私はしっかりとしたビジョンはあるが首相としてそれを実行するには幼い安倍さんが(円満に)一度退いて、また出直すことが良いと言ってきた。
然し今度の突然の辞任で情勢は大きく変わった。
私の希望する安倍さんの再任は無理かもしれないが、何らかの形で政治の表舞台に登場することを願っている。
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話が変わりますが昨日のブログに関する事を記します、私も平沼先生にはメールの返信を頂きましたが石原氏が山拓派に加入の折に本人にメールしましたが無視されなしのつぶてでした、尚、社民党議員のブログはほぼコメント受け付けず、政党、議員ともども聞く耳持たないが問題です。糾弾を請う!
平沼や安倍や前原がお好きで、社民党や旧社会党系民主党議員がお嫌いで外国人地方選挙権法案に反対されておられる貴殿が無党派などではなく、瀬戸弘幸氏らと同じ単なるネオコンブロガーであることがよく理解出来ましたので、今後は一切貴殿のブログとは関わりを持たないことにしましたので念のため、報告させていただきます。
私たち、日本人は、キリスト教徒ではないので、人間は類人猿の仲間だと、素直に受け入れられます。
小豆島の猿が、団子になって、寒さを凌いでいるのがテレビに出ていましたが、これが人間の本質ではないかと感じました。
人間も集団(共同体)で、様々なリスクに立ち向かうのではないでしょうか。
病気、呆け、失業、長生き、災害など。そのための仕組みが、健康保険、失業保険、介護保険、年金など。
同じ時代にめぐり合わせた日本人が、国家と言う共同体で、リスクに立ち向かう仕組みをナショナル・ミニマムというのでしょう。その憲法的支えが、25条でしょう。
自民党の参院選での大敗、さらに、現在の経済のスランプは厚生労働省を重視していないからだと思います。ここには、派閥領袖クラスの人間を三人ぐらい投入する必要があると思います。さらに、七人の侍ぐらいの専門家も。マスゾエ氏一人を送り込んでいることで、あ、感性が鈍いと感じます。
民主党中心の政権なら、私は、国民新党の自見氏を大臣にして、医療専門に担当、長妻氏を年金担当の副大臣、さらに、労働行政には、まだ政治家でもないのですが、NPOもやいの代表、湯浅誠氏を推薦します。彼は、まだ、35歳ですが、40歳になれば民主党の党首になるように力をつけさせたい。そして、三人とも閣議に出席させたほうがよいのです。それぐらい、重要な役所なのです。
厚生労働省がしっかりして、初めて、国民は、イザと言うときは、何とかなるという安心を与えることができるのです。そうすれば、国民は、財布の紐を緩め不況を逃れるでしょう。
憲法25条の重要性を、社民党ですら認識していません。9条には、実は、国民の暗黙の合意ができているのです。改憲派も、自衛隊を国軍にして戦争したいわけではありません。防衛にしか使わないという合意ができています。
しかし、憲法25条の重要性は十分、認識されていないのです。ナショナル・ミニマムは、どうしても守るという国民の合意形成が必要だと思います。
また、長くなって、ごめんなさい。
いつも貴重なコメントを頂きまして有り難うございます。
今後ともなお一層のご助言とサポートをお願い致します。
名無しさん
これまでご訪問やコメント有り難うございました。
また気が向いたらお訪ね下さい。