戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。
産経新聞の主張です。
主権回復70年 占領の呪縛を解くときだ ウクライナの悲劇から学べ
日本では、主権を失って連合国軍総司令部(GHQ)の言いなりになるしかなかった占領期の6年余と主権を取り戻した70年間を同じようにとらえる向きが多い。それこそが占領の呪縛である。GHQの指令は日本の政治や経済、社会の隅々にまで及んだ。政府と国会はあっても自主性はなかった。GHQの意向に反するものは認められなかった。教科書は墨塗りされた。新聞、出版、映画、放送などのメディアは検閲を受けた。しかも検閲制度への言及さえ禁じられた。報道、言論が統制された占領下の日本に自由はなかった。敗者を事後法によって断罪した東京裁判の弊害は今に及んでいる。日本の立場を全く顧みず、連合国側に都合のいいように歴史が書き換えられ、自虐史観が植えつけられた。憲法とは、主権があってはじめて制定、改正されるべきものであるのに、GHQ側は「天皇の一身の保障はできない」という究極の脅し文句をつかい、米国人スタッフがわずか1週間で作った草案を押し付けてきた。主権喪失の中で作られた現憲法を日本国民は主権回復から70年たっても改正できないでいる。
産経新聞の言うような情景で憲法が出来たのは当時青年時代を過ごした私も良く知っています。
【前文】
日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
【第9条】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
これに対して政権政党の自民党涙を飲んで受け入れるしかありませんでした。一方それに対して共産党の共産党の野坂参三さんが「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録)と当然の発言したことも良く知られています。
現在ウクライナ侵攻のロシヤは同国に対する国際連盟の決議に対して拒否権を行使。あとの連盟はロシヤの居ないところで同国の非難をするだけ。「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」しないロシヤに対して、ウクライナに対して武器や生活物資の提供するしかありません。
日本は敗戦を期に多くの兵士をシベリアで強制労働させたロシヤ批判の日本。台湾奪回(事によれば尖閣も)を狙う中國。ロシヤに対する諸国の動きを見ている中國。
そのような時の日本内の憲法論議。
読売新聞の小さい記述。日本国憲法は5月3日で75年を迎える。私が何時も書く難しい問題になると固まってしまう日本。
4月29日の読売の記述
自民党の4項目改憲案
・自衛隊の根拠規定の明記
・緊急事態条項の創設
・参院選の合区解消
・教育充実
自民の論憲と立憲の論憲がかみ合わない
これで日本は日本が守れる?
どれだけバイデンさんの米国がいざの時の日本を守ってくれる?
「国破れて山河在り」と言われますが「国破れて平和憲法在り」とならないことを祈っています。
「中國やロシヤが日本攻撃と言うときどうする」と考えるのが心配性の私が思うのですが。
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