普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

前原さん辞任と小沢支持グループ

2011-03-07 06:27:20 | 菅内閣
 前原さんの外相辞任に就いて読売は社説で次のように書いています。
 前原外相は、京都市に住む在日韓国人の女性から政治献金を受け取っていたことを認めている。
 政治資金規正法は、外国人からの献金を明確に禁じている。まして前原氏は日本の外交の責任者である。「政治家としてのけじめ」をつけるため、引責辞任に踏み切ったのは当然だろう。
 前原氏は記者会見で、予算案や予算関連法案の審議とともに主要8か国(G8)外相会合など外交日程を挙げ、「職にとどまることで内外の課題推進が滞ることは避けねばならない」と述べた。
 もとより、政治の停滞が許されるはずはない。
 前原氏は、「日米同盟重視」を掲げ、鳩山政権でこじれた日米関係の修復を図っていた。そのさなかの辞任である。
 民主党内における菅首相の求心力がますます低下し、小沢一郎元代表グループによる「倒閣」の動きに拍車がかかりかねない。

[私の意見]
 私は前原さんが菅さんが「談合3兄弟」問題で辞任した後を受け、代表になったとき「政府攻撃の時は足元を掬われないように、少し前まで国会の爆弾男と言われた楢崎弥之助さんのような喧嘩上手な人を立て、代表は絶対に表にでるな」と投書しました。
 然し現実は私の心配が当たって、自民党の武部さんの「政治とカネ」問題の追求に喧嘩に不慣れな若手の議員立てて、前原さん自身も国会の表舞台に立って自民党政権を追求。
 結局その問題の出所がガセネタであることが判り、議員は離党(のち自殺)前原さんも代表の座を去りました。
 それ以来彼の言動に特別の関心を持っていますが、(結局は元に戻った)八ツ場ダムの工事停止など少し言葉が軽いようで、明らか違法とされる外国人から献金を受けるなど、国会で追求される立場の大臣に就任する前に、身の回りチェックを忘れるなど脇が甘すぎたようです。
 然し彼は読売が指摘したように「日米同盟重視」など割合にしっかりした考えを持っており、旧社会党的な動きが目立つ党内でも右派的な考えを持っているようで、私は彼が今回のことを教訓にして、将来の日本を担う政治家の一人として復帰することを期待しています。
 私は前原さんの「政治とカネ」の問題が出たとき、直ぐに思ったのが小沢支持グループを始めとする党内野党が、内心大喜びをしているのではないかと言うことです。
 読売でも彼らの倒閣の動きを予測しています。
 外野から見て彼らが民主党内閣の政権陥落の危機でまず考えねばならぬのは、
・まず万難を排しても民主党内閣をもり立てること・小沢さんの法的に仮に無罪であっても、明らかに法の精神に反した金集めを行った小沢さんに前原さんのように静かに引き取って貰うこと
・その間に小沢さんに代わるもしくは彼を補佐する次のリーダーの育成に努めること
・そのためには小沢さんの下では何故リーダー的な人が育たないのか考えること
 その象徴的な例としてかっての小沢さんの同志でいまは彼と一線を引いている、藤井さんの自分のサインと印鑑のある証拠を見せられても断固として自分の関与を認めない不思議な国会での答弁の意味を良く考えること
・世論調査でも都道府県知事のアンケートでも菅内閣を批判しても彼の公約の見直しを支持している理由を良く考えること

・これだけ民主党の政策のボロが出ているのに民主党の公約の原点に還れなどいう自分達が国民から遊離しているのではないかと反省してみること
・仮に民主党のマニフェストの原点に帰るとしてもその財源の確保をどうするかを考えてマスコミに発表し国民に納得して貰うことなどは政治家として当然のことと思うのですが。
 まさか小沢さん支持をする人達は、問題が出れば直ぐに引退する前原さんが政治家としては不適格で、政治家は何があっても自分の地位に坐り続ける小沢さんのような厚かましさがいるとは思ってはいないでしょうね。
 今の情勢では誰が首相になっても、次期の衆院選の敗戦は確実のようですが、彼らは民主党が一発大逆転して次期衆院選で勝利するには、 (裁判を控えている、国会の最初から終わりまで「政治とカネ」の集中砲火を浴びる)小沢さんの登場しかないと夢のように思っているのではないでしょうね。
それとも自民党政権末期のように小沢院政を考えているのですかね。

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