普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

日本国憲法の理想と現実

2022-03-10 11:46:50 | 憲法

前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。

・日本国憲法前文の一部です。

   平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する

 この前文の考え方で9条ができました。然し「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」と書いていますが、今のロシヤは「公正と信義」に基づいた動きですか?(なお「公正と信義「に」信頼して」は「公正と信義「を」信頼してか、または私が思わず書いた「基づいて」が日本語。この間違いは占領軍の英文の原文を一晩で日本語に翻訳させれたこと。)

 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。

・その結果出来たのが日米安全保障条約です。

・締約国は、国際連合憲章に定めるところに従い、それぞれが関係することのある国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決し、並びにそれぞれの国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎むこと。 

 今の中国はロシヤの動きとその反対国、特に(私から言えば煮え切らない)米国の動きをじっと見ています。そして台湾攻撃の可能性をかなりあからさまに匂わせています。日本からはそれに尖閣も含まれるのでは心配しています。その場合バイデンさんは日本は勿論、台湾の為に動いてくれるのでしょうか。

 それにしても今頃やっと憲法の審議に入ろうかと言う日本。と年寄は嘆くばかり。

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