戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。
今日は表記のように難しい投稿です。
先ず労働生産性とは、「従業員1人当たり、または1時間当たりに生み出す成果」を表した指標。
「生産性」とは、投入資源と産出の比率を意味し、「投入した資源に対して産出が大きいほど生産性が高い」ということになります。生産性とは「労働の成果(産出)」を「労働量(投入資源)」で割ったものとなるそうです。
現実は加盟38カ国のうち日本は23位から順位を下げ、1970年以降最低となったそうです。
実際の数字はシンガポール3,26,米国2,97,6オーストラリア2.46,ドイツ2,21、英国0,94、日本0,66
以下は私のような素人でも判る日本の抱える大問題です。
・本来の実力が発揮できない非正規社員の固定
・運輸や卸売、小売業、飲食・宿泊業などの主要分野に課題
・どれだけ多くのものを生み出しても市場が縮小しているような現状、売上の拡大につながるらない
・日本の価格競争に見られる、購入意欲を高めようと価格を落とす手段も、本来は生産性には寄与しない
・日本が求めてきた「効率」や「価格重視」の姿勢は、本来の意味での労働生産性に前向きの影響を与えているかは疑問
・年功序列や終身雇用を前提にした人事制度
・キャリアアップと言えば企業内部のみ、容易に解雇できない法律
・働く意識の低さやスキルアップの意欲の低下につながり、生産性を上・社員の直近の成果ばかりを追い、長期的なキャリアプランを支援していない経営層や人事
・具体的には、署名捺印と書面が必須の書類処理、定例会議、担当者のみが把握する仕事
・利益を創造する行動ではなく、ルールに即すことが目的になっている悪しき慣習
・日本の人事制度の特徴として、成果よりもプロセスを重視する内向きの評価体制
・長時間労働をいまだに美徳とする企業内文化が残る組織も少なくなく、人事評価が適正になされていない傾向。
・労働時間当たりの生産量を計算する労働生産性の低下
・規制緩和や労働者保護政策の遅れ
・「ホワイトカラー・エグゼンプション」や「女性活躍推進」などの働き方改革の遅れ
・労働者(年収1,000万以上の給与所得者)の規制緩和や、育児・介護支援といった労働者の視点に立った政策の遅れ
・日本の企業特性として、企業が社員を解雇がしづらい、結果として、労働人口が停滞するなどの悪影響につながる。
これだけ書いても自信のない私。それで以下の「労働生産性のトップを走るシンガポールの日本人の経験」に就いて紹介します。以後の私とは筆者の事です。
・私自身、日本での就労を経てシンガポールに来ましたが、個人の実感としても「日本での働き方には無駄が多かったのでは?」と感じる点があります。
・何故シンガポールは日本より労働生産性が高いのか。私なりに注目したシンガポールで働く日本人の意見を紹介します。
・シンガポールに残業代はない!?
・日本ではホワイトカラー・エグゼンプションの導入可否が話題になっていますが、そもそもシンガポールの主なホワイトカラーの仕事には、基本的に残業代という考え方がありません
・そのためか、「残業代を稼ぐために長時間仕事をする」という発想がないようです。私の周りのシンガポールで働く人たちは、業務時間内に仕事を終わらせるために集中して作業をこなしている印象です。
・シンガポールは仕事の成果に厳しい!?
・シンガポールでは、日本と比べて社員の解雇が容易と言われています。整理解雇にはガイドラインがありますし、雇用契約に沿うことや事前通知についてなどの解雇のルールはありますが、解雇に原則理由は不要とのこと。
・会社の業績悪化にともなって社員が削減される、売り上げがあがらない部署は部署ごと消えてしまうなんてこともありますし、仕事で成果を出せずに解雇されることは珍しくありません。仕事の成果にシビアな環境です。
・そのため、必死に働く人も多いという意見を聞きました。限られた時間の中で高い成果を出す。その結果が高い労働生産性につながるのかもしれません。
・シンガポール人は家族との時間を大切にしている人が多い!?
・家族を思う気持ちは日本の働く人たちも変わらないでしょう。
・国土がせまく、不動産価格が高いシンガポールでは、結婚するまで実家暮らしという生活が珍しくありません。また、結婚後も両親(もしくは義両親)と同居するケースが多いため、家族との時間がより多く必要なのかもしれません。
・また、親や兄弟だけでなく、祖父母や親戚までも含めて家族と考えている人が多く、広い「家族」との付き合いを重視していると思われます。
・余暇時間が長くなるシンガポールの働き方
・私の周囲で日本でも働いた経験がある方々の多くが、「日本とシンガポールを比べると、シンガポールで勤務しているときの方が余暇時間が長い」と言います。
・もし彼らがシンガポールで日本と同じような仕事をしていて、日本と変わらない報酬を得ているのであれば、シンガポールの方が労働生産性が高いということの裏付けの一つになるのではないでしょうか。
・同僚や上司が猛スピードで仕事をこなし、終業時間にはすぐに帰宅する姿を見ていると、自分も限られた時間で成果が上がるよう、仕事の進め方をより工夫をするようになりました。終業時間を強く意識して、仕事に取り組むようになったと思います。
・纏め、成果を出すために必死に仕事に取組み、かつダラダラ残業はしない。そして家族との時間のために終業時間には帰宅。そんなシンガポールの働き方からは学ぶことが多そうです。
以上が、彼自身が感じた、働く場としてのシンガポールの第一印象、そして魅力だそうです。
追記:私はほぼ一年、事実上一党独裁のンガポールにいましたが、政府も割り切って中学校の何年かは忘れましたが、優秀な生徒は高校の道を与え,出来の悪い生徒は中学校に残し工員向けの教育。
・中学校で最高の成績を挙げた學校は国で表彰。(以上は事実上の一党独裁国家だからできること)
・上記のように「選ばれた国民」も割り切って家でも仕事に役立つ(母国語の中国語、インド語でなく)英語で会話。
・唯一感心したのは客筋への接待禁止が徹底していること。(勿論裏の事情は分かりませんが)
以上素人の書くことで余り自信がありませんがご参考までに。
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