夫婦そろって久しぶりにインド映画「きっと、うまくいく」を観に行きました。3時間の大作、時間の経つのを忘れるほど楽しい映画でした。
毎日が日曜日と言いながらの年金生活、夫婦そろって街に出ることはなかなかできません。月に1度か2度、映画を観て一緒に食事する。最高の贅沢です。また最高の幸せでもあります。
1年間の制作本数はハリウッドをしのぐとさえいわれるインド映画にあまり期待はしていなかったのですが「歌って踊るばかりのイメージを覆した」との映画評論をみた時、今日の映画はこれにしようと“うちの奥さま”と一緒に決めました。インド映画を観るのは初めてのことでした。
映画は、天才たちが集う工科大学を舞台に、3人の学生が引き起こす奇想天外、抱腹絶倒の学園コメディです。大人たちが引いたレールから外れて自ら立ち上がろうとする3人。笑い、泣き、そして楽しく、素晴らしく感動させる映画でした。
それぞれのシーンも見事です。海外ロケによる風景も美しくきれいでした。山間の狭い道を走る赤い車、ラストシーンの青い湖と砂浜、詩情をそそるものでした。
この映画を観て、インド映画界の技術の高さを感じました。インド映画の認識が全く別のものとなりました。他の作品もぜひ鑑賞して見たいものです。
インド映画の都ボリウッド。ハリウッドを超えるのはボリウッドしかないと意気軒昂なこと。心からの、エールを送ります。