かまびすしい参議院選挙も投票日まであと3日。大事な選挙と分かってはいるが、どの党に、どの人に投票すればよいか迷ってします。
だが、清き1票とは言えないまでも、必ず選挙には行きます。
今すぐに取り組まなければならないことは山ほどあります。憲法・原発・社会保障(年金、介護、医療)、安部ノミクス。外交もあります。
だがどの党の公約も、右・左どちらともとれるあやふやな美辞麗句ばかりの表現で、これから何をしようとするのか、これからの社会をどうしようとするのか、具体的なことには触れていません。
難題を棚上げしているのです。選挙民を引きつけるための甘い話には気配りのほどが分かります。今度の選挙「難題、棚上げ選挙」と名付けようではありませんか。
今からでも遅くありません。
各党とも、党の政策を、これからの政治を、だれにもわかるように、具体的に優しい言葉で、数字で伝えてください。お願いです。
また、名前だけを選挙カーからおらぶ候補者もいます。この人は失格です。
一方、政治に対する不信感は、この選挙に限らず、ますます高くなっています。それは投票率に表れています。
特に若い20代の人たちの投票率には慄然とするものがあります。1993年以降下がり続けているのです。最低は35.6%です。
前回、衆院選の投票率は全体が67.2%ですが、20代は47.46%です。それに対し60代は84.5%です。
その結果は政治に現れるそうです。政治が高齢者向けに行われているということです。
若者の1%が棄権すると、若者1人当たり年間約15万円の損失になると最近の調査にありました。
20代の若い人たちにささやかなお願いです。日曜日の選挙、意に沿わぬ選挙であっても、必ず投票に行ってくださいね。
その結果は、必ずあなたがたに帰ってくると信じます。もちろん高齢者の私たちもその恩恵を受けることができると思います。