今日は防災の日。
今朝の新聞には「関東大震災を知る」「関東大震災今日90年など」関東大震災の記事が全面に踊っている。
1923年(大正12年)9月1日11時58分32秒に発生したマグニチュード7.9の大地震。190万人が被災、10万5千人余が死亡あるいは行方不明となった。この日にちなみに、1980年(昭和35年)に9月1日が「防災の日」と定められた。
この日は、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備することとし、国を挙げての防災訓練が行われる。
「防災の日」が制定されるまでは、9月1日に行われる行事は、関東大震災犠牲者の慰霊祭が中心だった。しかし、「防災の日」が制定されてからは、全国各地で防災訓練が行われる日となっている。
南関東直下地震(首都直下地震)の発生が想定される南関東では、九都県市合同防災訓練の一環として、各都県市で総合防災訓練が行われた。
また、南海トラフ巨大地震が予想される関係各府県でも、さまざまな訓練が大々的に真剣そのものに実施された。
昭和28年6月28日の熊本・北九州大水害。昭和57年7月23日の長崎大水害などの大きな水害で、恐怖の体験はした私だが地震については全く無知といえる。
地震なんかは起きない、関係ないと能天気でいる私。その対策など今まで考えたことは全くなかった。
だが、老人夫婦二人暮しとなって迎えた「防災の日」。まさかの時はどうしよう。災害時の備えは自らするのが基本と知り、最低減の準備は必要だと初めて気づいた。改めて整理してみると、
災害時に最小限持ち出すものを整理しリュックに詰めておく。
災害発生から3日間程度は電気、ガス、水道、電気が使えない。その状況は時間とともに変わる。
食糧も大切。水1日3ℓ、3日分は必要だ。夫婦2人で12ℓ。レトルト(おかゆ、雑炊、カレーなど)、クラッカー、缶詰、ドロップ、ビスケット、チョコレート。最低限の医薬品やトイレットペーパー、ティッシュなど。
準備を始めてみるとこれは大変。費用もだがこれらの品どこに保管する。それよりも、地震が来たらどこに逃げる。災害に遭っても生きていることを前提にする人間の煩悩。あわてて近くの避難所の地図を探した。