井上さんシリーズ、番外編です。
以前から、ずーっとよくわからない?と思っていたことがありました。賢明な皆さんは、とっくにご存知だったのかもしれませんけど・・・
井上バンドがジュリーの元から去っていった時にジュリーが「堯之さんは僕に何もしてくれなかった。」といって泣いたそうです。
私はこれが今まで、どうにもよく理解できませんでした。井上さんは、PYGが自然消滅したあとも、ずーっとジュリーのバックバンドとして、ジュリーを支え 一緒に活動していてくれたではありませんか。「何もしてくれなかった・・・」それはどうして?
今回、井上さんを検索していて 次の井上さんの言葉をみつけました。そういうことでしたか・・・。
結局、僕が自分の力を発揮したのが、映画とか
沢田以外の場所だったから、沢田はそれが辛かったみたい。
他局に行くと僕は楽しそうにギター弾いてる訳だから(笑)
僕自身が1番辛かったのは、居るだけで彼に貢献出来なかった
こと。曲も時々しか作ってやれなかったし。
別れ際に言われました。
堯之さんは僕に何もしてくれなかった!
居るだけだったということですか・・・
それはともかく、私はタイガースのファンになる前は、5歳年上の従姉妹のお姉さんの影響でスパイダースの音楽を聴かされました。1966年「風が泣いている」「夕陽が泣いている」とっても好きだったな~
「チビのジュリー」ってどんな曲??
マチャアキの声はそれまでになく個性的で、印象的でした。私は小学生でしたが、それまでの土着的な歌謡曲の世界とは確かに違う、斬新な新しさとカッコよさを感じました。しかし、作曲は歌謡曲の浜口庫之助先生だったんですが。それまでの歌謡曲を一気に古臭く感じさせました。
スパイダースはあくまで曲が好きで、タイガースみたいには夢中にはなりませんでしたが、この曲の印象的な物悲しいイントロは、今でも聴くとキューンと切なくなります。井上さんのギターだったんですね。実はジュリーよりも先にファンだったんだ!と50年ぶりにわかりました(笑)
公園の寒桜