J友様からプチジュリーです。昨日のラジオ『午後のまりやーじゅ』で、風見しんごさんが70年代紅白の話で、色々ジュリーの話をされたそうです。芸能界に入る時、お母様が反対するどころかサインを貰ってとおっしゃったとか(実現しなくて亡くなられたそうです)、
マネて学生帽を飛ばしてた・・とか、楽しいお話だったそうです(^-^)
今日の大阪駅前でおきた、多くの死傷者が出た交通事故は、大変痛ましいでき事でした。あの辺から5~6分も歩けばジュリーが音楽劇の公演をするドラマシティがあります。知らない場所ではないので、余計に事件の痛ましさが見に迫りました。
昨日はJ友様から、夜7時からBSで勝新さんの映画「悪名」がありますよ、と教えていただき見ました。詳しくはこちらで⇒
http://summaars.net/akumyo.html
▽勝新太郎、田宮二郎 2/24 (水) 19:00 ~ 20:54 BS日テレ 戦中戦後の混乱期、男気溢れる二人の男がいた- 河内の農民の倅、朝吉は無類の暴れん坊。ある縁でモートルの貞は朝吉を親分と慕うように。ふたりはをして因島へとおくられた琴糸を救うべく島へと乗り込んでいく・・(勝新太郎 田宮二郎 中村玉緒 中田康子 水谷良重 浪花千栄子)
私にはやはり勝新さんは座頭市のイメージが強く、悪一代の検校のピカレスクヒーローのイメージです。
しかし「悪名」のまだ30歳の勝新さんは、若くて丸い目が可愛らしかった 意外でした!あら可愛い! ステテコに腹巻姿で登場には、それじゃまるきりバカボンパパや~ん(笑)と笑い 、色っぽい女優の誘うような台詞と演技にドキっ・・こんな色気に憧れます。絶対無理だけどっ
若き田宮二郎さんの粋でスマートな伊達姿には惚れ惚れ。しかしまだ若かった水谷良重さんは昔は垢抜けないというか、女郎の色気もまだ不足かしら。薄幸の女よりも、サバサバした役の方が似合うと思います。そして、シルクハットの親分も出てきた~!とフンコウ。ジュリー版の「悪名」と登場人物の名前は一致していますが、内容は違います。ジュリー版のほうが筋はきちんとしていて、お話もきちんと収束している印象が。。
勝新の「悪名」は八尾の下品なヤクザもんが喧嘩を繰り広げる話とちゃうのん?と思っていました。実際は侠客の物語ではあるけれど、1人の情に厚い破天荒な男の物語として魅力のある作品でした。
作品全体に、映像に深みと厚みが感じられて、その中で繰り広げられる物語り。遊郭や街中の映像が、美しくもリアリティがあり、深い闇に沈むような遊郭に赤い灯りがともる。その哀しいような美しさに惹きつけられます。近頃の薄っぺらい奥行のない映像とは明らかに違いました。ただ、残念なことに物語のクライマックスも近いところで、母から電話が・・・お陰で後半の話がよくわかりませんでした。(ノ∀`)
最後に威厳のある浪花千栄子(オロナイン軟膏ね)の女親分は、見据える目だけでも怖い。それがステッキを振り下ろして 朝吉を何度も何度も打ち据える、その迫力、怖さと言ったら・・ 勝新の朝吉、グーのネも出ません。
(映画を全部を完全に見ていないけど・・)映画「悪名」はシナリオに「?」と思う場面もあるけれど、勝新、田宮二郎の演技者のまっこうからの掛け合いが楽しい作品。この二人が映画の魅力を支えているのは間違いないと思います。シリーズ化されたのも頷けました。機会があれば、もう一度見直したいです。
これも見たくなりました。春には奈良に行きたいな!未公開原画も収めた山岸凉子「日出処の天子」ムック
ムック「山岸凉子『日出処の天子』古代飛鳥への旅」が、2016年1月4日に平凡社から発売される。
http://natalie.mu/comic/news/169278