ジュリーの新曲が好調で、初版プレスは売り切れで、今頼んでも入荷待ちだと聴きました。
宣伝なんか全くしていないのに、今までよりも注目が集まっているという事でしょうか。
多くの人が聴いてくれると嬉しいな(^-^)
猫とガーデニングが好きと言う共通の趣味がある、3年ぶりに逢う友人と「ねことじーちゃん」を見てきました。
映画の初めからスクリーンは猫だらけ=^_^= 可愛い~ にゃんこにデレデレです どの場面にも猫がいる~!
志の輔さんと並ぶ主人公のタマは丸顔に丸い体躯太い尻尾、パンフやスチールには ふてぶてしいほどの顔で映っていますが、映画の中ではほんとに可愛い。猫が演技などするはずもないのだけれど、もの凄い名優で要所要所でバッチリと動きを決めてしまう。
演技?
ただ猫の本能の思うままに動いているだけに違いないのだけど、自然な動きが話しの筋に沿っていて、まるで演技をしているように見えるの。おそらく人間が思う以上の動きをしている。それを引き出してしまうのが、やはり 監督の岩合さんだからと、すごく納得しました。猫達に比べたら、人間の方が付けたしのようなもんです。
人間は出て来るものの、美しい島の自然の中で 猫達のじゃれ合うさまを見ていると、これはまるきりNHKBSの「世界猫歩き」の番組そのまま!
お話は、じーちゃんが亡き妻のレシピを引き継ぐグルメ映画か?と思えば、レシピはたった4ページ。島の漁師にしては垢抜けている小林薫さん演じる老人たちの恋バナ? いえ都会からやってきた美女が、島でカフェをやるお話か?タマが家出!これは大事件!悲壮感が漂う展開に?と思えば・・・
自然のままに悠々と動いている猫たちに比べると、些細なことで喧嘩したり、思い悩んでいる人間達の 何と小さい事か。結局主役は猫達。人間がチマチマやったところで、猫達の自然さには勝てないのだと わかりました。
タマに主演男優賞を捧げます!
じっとこちらを見つめるタマは、何をこちらに訴えかけているのか。実家のミーちゃんなら腹減った!ですけどね。
気になった人間の出演者達は、亡き妻役の裕子さん、グレーのヘアがいつもよりずーーっと年齢を重ねた印象があって、あれあれあれ・・💦 そりゃ古稀の老人(J様)の妻なんだから、お年を召していて当然なんだけど。映画の役柄が実年齢よりもかなり上だから老けて見せているのだと、ようやく納得。
郵便局員役の男の子、どこかで見たな~??そうそう、1月に放送した我が町の震災関連のスペシャルドラマ「BRIDGE」に出ていた、あの男の子や! 去年、近場でロケしている時は、見物人の誰1人として彼の名前も顔も知らなかったけど、この映画にも出ていると言うことは やっぱり有望な若手なんやと実感。
そして、島の老婆役の怒ってばかりの尖がった役柄のこの女優。どっかで見た、誰やろ誰やろ・・・?
エンドロールで名前を見て、やっぱりそうだ!
田根楽子さんは、ジュリーの1994年の舞台「The近松」で遊女屋の女将を演じていた。田根さん、すご~く良かった。「The近松」はジュリーの演じた中でも特に大好きな舞台で、ジュリーもその他の出演者も含めて大変印象深い。
初演のDVD化されていない方の阿漕で強欲な女将役で、着物の裾を翻して非情に高笑いする様が、ほんとにカッコよくて威厳があって調子が良くて上手かった。
その後の再演では、演じる俳優が変わってしまって、役者が違うとこれほど舞台の魅力が半減するのか違うのか・・と、ガッカリ。演技力の差が作品の魅力をも左右していた。なんで初演がDVDにならなかったの?と残念でならない。
あの女優だとわかって、嬉しかったわん!すっかり老婆におなりでしたが、尖った雰囲気は昔と変わらない。ほんとにお久しぶりでした。