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切れぬ悪縁 次はあの世で

2019年04月13日 | JULIE

オフィシャルにライブのチケットが発送されたと載っています。意外に早いと思いましたが、そういえばもう初日まで一か月を切っていました

続け様の思わぬ訃報には 大変動揺しましたが、裕也さんやショーケンを偲んで、ジュリーなりの追悼があるのだろうか?と思ったりしてます。


 

4月11日の朝日新聞、月に一度の瀬戸内寂聴さんの連載エッセー。『ショーケンとの再会』

先日のNHKのショーケンの切実な告白は、もうこの世にいない人とは思えなかった。ショーケンなりの生き方、役者魂を改めて見せつけられて、その姿はしぶとく生きて、いまだに病と闘い続けているように思えた。

大ファンではない、が、ショーケンのデビューから見てきた。ジュリーのライバルと言えるのはこの人だけ、いつも気になる存在だったので、ショーケンはもうこの世にいないんだなぁ・・という喪失感を味わっている。

寂聴さんのエッセーを読んだら、ほんとにショーケンらしくって・・。

天龍寺って、あの名刹の天龍寺?? ショーケンはありとあらゆるどんな悪い事をしたのか??想像して笑えるではありませんか。

いかにも子供っぽい、そして破戒こそがショーケンの持ち味。これこそ「不貞で不良のショーケン」のほんとの姿でしょと、その姿が彷彿としてきます。

NHKの「クローズアップ現代」では、最後の最後に思慮深い人間味の有る、役に対しては真摯で、カッコイイ男を演じていたのだわ、と思えてくる。

あえて意地の悪い書き方だと思うけれど、あれはもう主役を演じることはできなかったショーケンの、最後の主役の舞台(TV)だったんだね。ショーケンは観客の前で素の自分をさらけ出し、潔い男のイメージを強烈に残して去って行った。

そして、寂聴さんはこういう書き方で、ヤンチャなショーケンとの突然の別れを明るく描いたのだろうなと思う。

あの世でショーケンは、寂聴さんやめてよ~!と、いつものあの声で言っているのかもしれない。

 

※天龍寺はやっぱり、あの嵐山の名刹の天龍寺でした。ここ数年は嵐山や嵯峨野には行っていないけど、竹林の道や化野の念仏寺など、他にはない趣きがあって好き。

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