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翔んで埼玉

2019年04月18日 | TV・ラジオ・CM・映画

上映開始から もう二か月近い、上映が終わってしまう前に観に行こう!と行ってきました。

「翔んで埼玉」

とても面白かった~ 上映中ずっと笑いをこらえていました。お話は とんでもない展開ですが、先々に伏線がいっぱい貼ってあり、ハチャメチャながら最後にキッチリ見事にお話は着地するのです。いやワロタ ワロタ〜

問題のこの場面は、物語の冒頭

この台詞の場面を知った時には、まだショーケンは健在だったのにね・・

『ジュリーでもショーケンでもいいから退学にしてください!』という台詞はさっぱりカットされていた。作品の発表された30年前とは時代が変わったので仕方がない。残念だけど~

GACKTさんが高校生(もう50近いんじゃないの?)で、二階堂ふみさんが男の子という、キャスティングだけで最初から物凄く無理がある。けど、見ていたらだんだんそれも気にならなくなる結局、この無理なキャスティングがこの映画の成功の一端なのか。

徹底的に虐げられディスられ馬鹿にされる埼玉県。どこまで行っても田んぼば~っかり、ど田舎の光景の海無し県。埼玉には何も無いと言われ(さいたまスーパーアリーナがある!)、県民は卑屈に暮らしている。

フランス貴族みたいなキンキラなド派手衣装を着こんだキャスト達に、どこでロケしたん?ここは日本?というベルサイユ宮殿のような場所の豪華さに圧倒され、(どこやろ?ロケ地が凄く気になる)


GACKTさんが、格付けチェックで自らの立ち位置を、セルフパロディしていたのは嘘くさくてシャレていた。埼玉県人でないことを証明するために、鳩の絵が描いてある草加せんべいを踏み絵させられるシーンは、凄い熱演だった。

俳優の大袈裟な芝居と派手な化粧に、これは宝塚歌劇か?あ、BL(ボーイズラブ)なのね。GACKTさんと伊勢谷友介さんとの、長~いキスシーンがあったわ💦 マジでコメディとして良く出来ているので、宝塚で舞台化されると面白いと思う。宝塚ではルパン三世もやっているし。

川を挟んで千葉と埼玉が人気者自慢で闘う戦い方は、すごい私のお気に入りシーン!


伊勢谷友介さん、京本政樹さんなどの、超濃いキャラたちが、差別撤廃を目指して東京に闘いを挑むさまは、まるで東映無国籍時代劇ですか?(実際に東映の作品だった。)

何といっても一番の見所は東京都庁前でのロケ。埼玉・千葉連合軍が都庁前に押し寄せ、機動隊と正面衝突、なかなかの大迫力で、よくロケさせてもらえたよね!どこまでCGなのかわからないけど、黒山の群衆が押し寄せる様子はとても見応えがあった。ここでは革命戦争映画になるのだ。

今、書きながら気がついたけど、百美が都庁の上からビラを撒き散らすのは「太陽を盗んだ男」の札束投げのパロディーか? 考え過ぎかな~(笑)

お話しの展開はとてもスピーディーだけど無理がなく、とんでもないアホな展開でも 先に伏線が貼ってあるせいで、そうだったのか!と、けっこう納得できる。クスリと笑える小ネタも満載、竹中直人さん、麿赤児さんら、錚々たる名優たちが真面目に大熱演している。(崎陽軒のシウマイのひょうちゃん、オモロイです~)

GACKTさん、それほど好きじゃなかったけど(TVの格付けチェックはほんとうに知ってる?と怪しんでいる)映画を見たら、好感がもてるようになってしまいました(笑)

ここちらで映画の→YOUTUBEが見られますが、内容が詳しすぎて映画を観に行く気の方は見ない方がいいかも。


 お話の最後で、埼玉の大いなる野望が明らかになってゆく。

野望は日本から世界へ向けて。

けっこう怖い、埼玉の秘めたる野望は。

この映画の終わり方は私的には心憎く、なかなかお気に入りの〆方ではありました。

暇だから、シニア割引だから行って見よか、という方には映画鑑賞は止めません。

もし、面白くなくても・・

 

 

決して私のせいじゃないです~

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