図書館に予約していた本が相次いで届きました。
いかりや長介さんの本「だめだこりゃ」から読み始める。ドリフが人気者になるまでに興味があった。ジュリーの名前は二か所に出てきました。
実は音楽はたいしてできず、笑いも素人からはじまったのがドリフターズだった。長介さんがバンドマンからドリフターズに加わったいきさつ。全員集合でネタ作りに追われた日々、メンバーの素顔など興味深い話ばかり。ビートルズ公演の前座に選ばれたのは、メインの前に場内を緩めるのでコミック的なものを入れる為で、実はビートルズに興味がなく、迷惑だった。
ジュリーとタイガースも話題の中に少しだけ出てきた。タイガースが出演する新宿ACBでは、店から新宿駅南口を越してUターンする行列ができて、文句なく一番人気だったのだとか。ドリフは人気はあったが、男性人気だったそうです。、
「全員集合」の数々のエピソードが面白かった。お馴染みコントでは、小学校の生徒役にジュリーも度々出て貰ったと書いてあった。もっとも、コントが上手いと思った歌手は和田アキ子、前川清、郷ひろみ、野口五郎の名前が上がっていたが、ジュリーの名前は無かった。
全員集合が終了後は、いかりやさんは俳優の道へ。1986年5月には、翌年の大河ドラマ主演・渡辺謙の「独眼竜正宗」に出演の記者会見・・ あれ、これは「はね駒」が放送中のころで、まさに 松浪先生が生徒たちの行く先を思い悩んでいた頃ではないか。
その頃、同時に渡辺謙さんはTVでは粗末な着物を着て、「はね駒」で丁稚働きをしていたのだ。渡辺謙さんは出てきた当初は、眼光は鋭いものの、痩せた青二才という感じだったのに、実はすでにあの若さで大河ドラマの主役が決まっていたのだ。それを知ったら急に、「はね駒」の謙さんに風格があるように見えてきた!なんとまあ、視聴者の見る目の変わりかたの早さよ・・。
とにかく、いかりや長介さんのお話は面白くて、スイスイ読めます。もう少しで読了・・
という時に、渡哲也さんの訃報が伝わった。78歳、まだまだ活躍をしていただきたかった。
近頃は松竹梅のCMで、故石原裕次郎さんと共演を果たしていた。しかし、渡さんは、にこやかな裕次郎さんの笑顔と並ぶと、その表情に年齢と積み重なった疲れと影が滲み出ていて、なんだか痛々しいような。そんな感想を抱かせた。
そういえば渡哲也さんの人生を描いた中古本を持っていたはず。買ってから、読まずに数年間も放置していたのを、積み重ねた本の塊の下から引っ張り出した。
(表紙の絵は、渡さん自身の日本画の模写)
いかりやさんの本は置いといて、急遽 渡さんの本にチェンジ。この本は渡さん自身に取材して書かれた本です。もし、亡くならなかったら・・この本はまだ積まれたままだったことだろう💦 ただいま、ザーっと読み飛ばしているところです。
映画界に入ったのは、弟の渡瀬さんが勝手に日活のオーディションに願書を送ったから。給料の高さに釣られて、映画俳優に。本当は安来市産まれなのに、石原裕次郎さんが神戸市出身なので、渡さんも兵庫県出身にされた。その裕次郎さんへの尊敬と傾倒。
病気のせいで大河ドラマの「勝海舟」を降板したのは、私も観ていたので覚えている。結局、大河ドラマの主演を演じることはなかったのが残念です。後年、信長役で出演はあったが、正直にいうと信長には年齢がいっていると私は思った。
見た目のとうり、いかにも生真面目そうな渡さんは、病気などなければ、もっと幅広い活躍ができたことだろう。誠に残念なことです。
下の浪花栄千子さんは、来季の朝ドラのモデルですが、放送はどうなることやら。