「大和物語 上・下 講談社学術文庫」を読んだ。これは平安時代に成立した中古日本の物語で作者は未詳で「源氏物語」のようなストーリーのある物語ではなくて「伊勢物語」のような当時の貴族社会の和歌を中心とした歌物語です。内容は173段に区切られて諸説あるが第142段までが歌物語、第14段説話的要素の強い内容とななっている。
読んでみて、貴族社会の男と女の詩のやりとりが微笑ましく感じた、一夫多妻な社会ながら性的なエロさはなく安心して読めました。約300首の和歌も「伊勢物語」や「源氏物語」のように美しくてとても心地よく感じました。173段と長編なので読み切るには苦労しますが平安文学に親しむにはうってつけの作品だと思います。
読んでみて、貴族社会の男と女の詩のやりとりが微笑ましく感じた、一夫多妻な社会ながら性的なエロさはなく安心して読めました。約300首の和歌も「伊勢物語」や「源氏物語」のように美しくてとても心地よく感じました。173段と長編なので読み切るには苦労しますが平安文学に親しむにはうってつけの作品だと思います。
