また、谷崎潤一郎の作品を読んだ、作品名「少将滋幹の母」です。
これは、平安時代の史実を元に創作した小説で、タイトルの「少将滋幹の母」が中々登場せずに最後まで彼女が主体に書かれていないので、タイトルに興味を持って読むと少々面喰ってしまう。ざっくりとあらすじを述べると老父と美女の母の間に生まれた少将滋幹が母を思慕する物語です。但し、物語はそんなに単純でなくて妻(少将滋幹の母)を策略で実の甥(藤原時平)に奪われた老父の悲哀と不浄観。藤原時平の一族の衰退、色好みの平定文の密通の様などが絡んで面白くしている。歴史物語が好きな人にはとても興味深く読める作品です。
これは、平安時代の史実を元に創作した小説で、タイトルの「少将滋幹の母」が中々登場せずに最後まで彼女が主体に書かれていないので、タイトルに興味を持って読むと少々面喰ってしまう。ざっくりとあらすじを述べると老父と美女の母の間に生まれた少将滋幹が母を思慕する物語です。但し、物語はそんなに単純でなくて妻(少将滋幹の母)を策略で実の甥(藤原時平)に奪われた老父の悲哀と不浄観。藤原時平の一族の衰退、色好みの平定文の密通の様などが絡んで面白くしている。歴史物語が好きな人にはとても興味深く読める作品です。
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