また、柳美里の本を読破した。7月からの一か月半で10冊目である。ただし、これまでの9冊と異なり読破するのに11日かかった。それは800ページを越える自叙伝だから。自叙伝といっても彼女の自身についてでなくて、彼女の母方の祖父のルーツとそれを取り巻く人について書いてあった。
読破してみた感想は、すごいの一言である。この本の内容がすべて事実かそれに近いならば、よくそこまで調べたのかと驚きである。あと思うのは「知らなかった」ということである。ネタバレになるので詳細は述べられないが、この本の時代は1925年から1945年までとその後の朝鮮半島の内乱、舞台は柳美里の祖父の故郷の朝鮮の密陽が中心になっている。この祖父がその時代を家族持ちの長距離ランナーとある意味で苦労して生きたことは個人的には賛成できる部分もあるし、そうでない部分もある。柳美里はこの自叙伝を書いたのは単に自分のルーツを知りたいのではなく、その時代に朝鮮半島、日本、中国で起きた史実をも伝えたかったと思っていると、私は今思っている。
読破してみた感想は、すごいの一言である。この本の内容がすべて事実かそれに近いならば、よくそこまで調べたのかと驚きである。あと思うのは「知らなかった」ということである。ネタバレになるので詳細は述べられないが、この本の時代は1925年から1945年までとその後の朝鮮半島の内乱、舞台は柳美里の祖父の故郷の朝鮮の密陽が中心になっている。この祖父がその時代を家族持ちの長距離ランナーとある意味で苦労して生きたことは個人的には賛成できる部分もあるし、そうでない部分もある。柳美里はこの自叙伝を書いたのは単に自分のルーツを知りたいのではなく、その時代に朝鮮半島、日本、中国で起きた史実をも伝えたかったと思っていると、私は今思っている。
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