なにわノリダーのぬるい自転車日記

ロードバイクTREK DOMANE / 520、で大阪、シカゴ、つくばを走る。

第六回山岳グランフォンドin 吉野 その3 感動の(?)完走編

2009-07-27 20:05:44 | 自転車

第六回山岳グランフォンドin 吉野 その3 感動の(?)完走編です。

その2からの続き。 その1はこちら。 地図はこちら

さて無事関門も通過し、黒滝村へ向けてダウンヒルです。




関門からしばらく上ると尾根の道に。



本日、初の絶景でした。はかったように雨もやんでます。
関門では大粒の雨で、レインウエアを着て出発したのですが、ここで脱ぎました。



ダウンヒルでかっ飛んで行くbonbaiさん。



しかし、GF吉野、そんなに甘くありません。
荒れたコンクリートの急坂。落ち葉。
必死でブレーキングするも、がたがたの路面の震動が手に、そして頭に。
MTBのコースみたい。
でもこれがGF吉野。



やっと小川沿いの快走路にでてほっと一息。



やってきました。100KM黒滝エイド!

おにぎり、バナナ、梅干し、オレンジ、大好物の柿の葉すし、お茶。


そして、ここだけと特別に。。。。。










黒滝名物こんにゃく!!






さて後は、下市町、五条、をめぐって、この大滝エイドに戻る周回コース。
下り基調の道でbonbaiさん鬼引き。
35km/h前後でかっとびます。
路面もドライで、これは気持ちよかった!!
川原では家族連れがたくさん泳いでました。

2人の逃げがきっちり決まった。(!?)

しかし、bonbaiさんあまりに早く、20分くらいで僕はちぎれて一人旅。



しばらく走ると登りへ。これがほんとにきつかった。
ほとんど足が残っていない。
はなから完走する気がなかったので、関門から先のルートをチェックしていなかった。
実はあとで、給水ポイントでbonbaiさんのガーミンを見たところ600Mを越えていた!?

上りはとにかくのろのろ走行。なんでもない坂でも一番軽いギアに立ちこぎ。
心身ともにきつかった。

これだけのろのろ運転でもしばらくはローディーに抜かれなかったので、下りで僕らはよほど先行してたのだろうか。



給水ポイント(6)130Kmからさらに100Mあがり、標高700Mに峠の笠木トンネル。



フラッシュをたいているから周りが見えますが、ライトをつけても実は出口以外全く見えません。
暗闇の宇宙に浮かんでいるようで、時に平衡感覚が狂いそうになります。



さて、黒滝エイドに戻ってきて、大休憩。
最後の20キロを走ります。
ここでもやはり上り。許してくれません(笑)。
そして、参道を激下り。(最後の最後でまたですか!?笑)



先行していたbonbaiさんが参道で待っていてくれて、16時47分に2人で無事ゴールへ!!
タイムリミットの17時30分に45分弱残してゴール。
受付のスタッフの方が、「今日は完走半分くらいだよ。30位チョイくらい」といってほめてくれました。

結局ロングイーストの完走率は49%とかなりタフだったようです。

こんな激坂、雨、etcの160キロ難コースを完走できたのは、スタッフのみなさんのサポートのお陰です。
それとbonbaiさんと走れたのは大きかったです。
どうもありがとうございます。


ゴール後「しばらく山は....」とうなずく2人でした。




参加賞のTシャツ。
アンダーシャツを忘れて、これを下に着て走りました。
(だからジャージの袖からこれが出てます。汗)



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第六回山岳グランフォンドin 吉野 その2 激闘編

2009-07-27 19:05:19 | 自転車

第六回山岳グランフォンドin 吉野レポート その2 激闘編です。

その1からの続き



コース図はこちら。



足ノ郷への上りが始まったとたんに、ものすごい激坂でした。
bonbaiさんに伺ったとおり、時速も一桁。
ダンシングで唸っている方もいます。



そして大粒の雨が降ってきました。
枯れ葉の上では、何度も踏み込んだ時に後輪がすべりました。
ここはとにかくしんぼうしてゆっくり登るしかありません。

前を見ると、ほぼ全員が歩くような速度で、一漕ぎ一漕ぎ登っていきます。
こんなに大勢のローディーがそろって唸りながらのろのろ上がっていく光景はちょっと他では見れません。

一人だったらすぐにリタイアしているところです。

モトリークルーのジャージを着たローディーが「うっ」と言って自転車を降ります。足が攣ったようです。

まったく休むところがありません。

途中でボランティアの方か、飛び入りかインド系のローディーのにんさんが「がんばって!!」とにこにこしながら挨拶してきました。吉野の山中に突然現れたのでちょっとびっくりながら、元気をもらいました。



さて63K地点、足ノ郷(963M)の点給水ポイント(2)になんとか到着。
これはうれしかったです。
ずぶぬれですが、雨のおかげで暑さを感じず、救われました。

給水所で間違えて「かぶり水」を飲んでいる人がいました。大丈夫だったのでしょうか。といってもその辺の山水らしいので、水道水よりもうまいかもしれません。

バナナを補給し、レインウエアを着て下ります。




さてここから川上村へ入り、R169までダウンヒルです。
ここがまた、悪路でして...
穴に石、砂、枯れ葉、そして雨。
+カーブの連続。絶対スピード出せません。
ブレーキも雨で滑ってききません。
フルブレーキしっぱなし。手や肩がぎしぎし痛んできました。
山間部にキーーーというブレーキ音が響きます。
あまりにブレーキしすぎて、ブレーキシューの焦げるような匂いが。
リムを触るとものすごい熱をもっています。
しばし、休憩。
その後、リアのブレーキの効きは悪くなったままでした。



神経使いっぱなしでしたが、、パンク、落車もなくR169までおりて、ほんとにホットしました。



吉野川沿いのR169はひさびさの良好な道です。
いっしょに下りはじめたbonbaiさんははるかかなたへ。
一生懸命追っかけますが、単独になりスピードもあがりません。

76kの給水ポイント(9)では、bonbaiさんが待っててくれました。
五番関の関門タイムアウトまで後1時間30分ということで、ふるまわれた地元の天然水のペットボトルも軽く口をつけただけで、すぐ出発しました。



最高地点1014Mまで10数キロ登りますが、足ノ郷よりは傾斜がきつくなく、また少し平坦で休める地点もありますので、たまに時速15キロが出るなど、比較的良いペースで上りました。



抜きつ抜かれつ、後2キロ看板あたりから一人旅になり、ちょっときつかったです。
2キロ以上あったような....



ほんとに関門あるの?というところで突然、関門現る!!
ぽちっとクリアのシールをナンバープレートに張ってもらいました。



12時30分過ぎ。無事関門クリアー。
ここで87キロ。後、半分くらいありますが、700,900,1000Mと3つの大きな峠を越えてきましたので、「あとはラクショーでしょ!!」とbonbaiさんと関門通過の達成感に浸ってました。

しかし、この後もまだまだ山岳コースが、チームユキスケーノ山岳部のわれわれに牙をむくのであった。

その3 感動の(?)完走編へ続く。

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第六回山岳グランフォンドin 吉野 その1 序盤戦

2009-07-27 18:08:58 | レース、イベント

第六回山岳グランフォンドin 吉野の詳細です。

ロングイースト160キロに参加しました。
700M越えの峠が4つあり、その峠だけ計算して最低2400Mは登らなければなりません。



コース図はこちら

前日の大雨と悪い予報でかなりヤバい状況ですが、とりあえず会場まで行こうと、朝3時30分に出発しました。





道は結構わかりやすく、5時過ぎに到着。


すでに会場にはたくさんのローディーの方々が。


KUOTA KHARAMを組み立てて、ちょっと試走。太陽が本格的の上って来ました。
なんと奇跡的に晴れています。



たぶん雨降るでしょうけど、もし晴れた時に備えてボトル2本、雨に備えて背中にレインウエアを入れて準備OK。
と思ったら、靴を履きかえるのを忘れてました。(笑)



受付でbonbaiさんと合流して、START地点にスタンバイ。
みなさん、体型といい装備といい、つわものローディーの方ばかり。
奈良サイクリング協会の会長さんとスタートで握手して10人位単位で出発しました。


津風呂ダム周辺は平坦ですが、さっそくじりじりと登っています。
しかし、第一給水ポイント(28K)上りは緩やかで30キロ弱のペースで進みました。



ちょっと早いのでスローダウン。今日は「絶対踏み込まない」ということにしましたので、後ろのほうでのんびり走りました。こんだけローディーがいるとなかなか壮観です。



給水ポイントを過ぎると700Mの峠(宇陀市と東吉野の境)まで、急な坂を上りました。いよいよ山岳の始まりです。踏まないように慎重に上りました。
あまり練習してないのが幸いしてか、今日は足が軽い気がしました。



峠からはたかすみの里エイド(42K)まで爽快なダウンヒル



ここで名物柿の葉すしをかぶりつきました。うまかった。
なかなか快調にここまできましたが、地獄の上り「足ノ郷」はまだ先です。



からはたかすみの里エイドで会長さんとまた握手して、出発しました。
ここから足ノ郷への上り地点までは、下り基調で時速30キロちょいのトレインに乗っかって気持ちよく進みました。
自分に合ったスピードでの集団走行は気持ちいですねー。

53キロ地点からいよいよ足ノ郷への上りです。
「いよいよですかー」と言うと、
bonbaiさんの目がキラリとひかりました。

その2に続く。




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