おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

教育実習を座学で代行できるはずはないですが。

2020-12-01 10:03:35 | Weblog


教育実習をしないままに来年教壇に立つ先生がでるかも知れないですか。
受け入れる側の「負担感」はやってくる学生への不満ではなく「制度そのもの」への不満が蓄積しているのかもしれません。
学校内の「力ある先生」の減少によってミドルリーダと呼ばれる中間管理職候補と位置付けされた10年前後の経験者への職務の集中があるなかでの受け入れには、課題があるように思います。かといって「力のない」経験主義だけのベテランや授業実践に不安のある若手に任すことに不安があるのかもしれません。
何のための、誰のための教育実習なのかをもう一度考える必要があるのではないでしょうか。
免許習得の1プロセスとしか捉えていない学生、教員育成より教員採用試験合格数にシフトする大学、成熟していない新規採用教員を送り込まれて四苦八苦する学校現場、そこにコロナがやってきたのですよね。
医師は医療従事者と共に「医療崩壊」と戦っていますが、教師は子どもを守るために孤立した「教育崩壊」の戦いを強いられているように思います。
塾があるから大丈夫だと考えているならもはや「教育崩壊」は始まっているのかもしれませんね
子どもたちの教育を受ける権利は、単にネットやAIで行う知識の獲得を保障するだけで担保出来るものだとは思えないのですが。
この本は絶版になっているとおもいますが、僕が教育実習をするとき、恩師がくれた本です。もう一度教育実習に関わる人たちに読んで欲しい本です。




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