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電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

剪定枝の焼却と一口に言うけれど~半月かかってようやく終わる

2014年04月04日 06時05分37秒 | 週末農業・定年農業
今年の我が家の果樹園農業は、休眠期の冬にプロに剪定をしてもらった枝を片付け、焼却するところから始まりました。剪定枝の太さも量も半端なものではなく、膨大なものです。雪が融けて、畑を一面に埋め尽くした剪定枝が現れたときには、思わず「これ全部、年内に処分できるのだろうか?」と心配になったほどです。それでも、週末の休日に加えて、何日か休みを取って、妻と二人でせっせと働いたおかげで、ようやく全部を焼却することができ、果樹園はカラリと晴れ上がったお天気のようにすっきりとしています。



ところで、一口に剪定枝を焼却するというけれど、これまでは様々な紆余曲折がありました。はじめは、切り落とした太い枝を、小枝がついたままひきずって来て高く積み上げ、燃やそうとしましたが、すき間が空きすぎるためか、連続して燃えません。灯油などをかけてもその時だけで、結局は燃え上がりません。手間はかかりますが、小枝は小枝で切り取って束ね、太枝は30~50cmくらいの丸太に切りそろえ、これも束ねて運びます。写真は、一日働いた時の成果です。これで一日分(^o^;)>poripori



こんなふうに、ぎっしりと束ねた形で燃やすと、連続して燃えることがわかりました。あとは、確実に着火する方法です。これは、近所の農家の先輩にコツを聞いたものですが、自分の備忘のためと、これから果樹園農業に従事しようという人のために、箇条書きで書いておきましょう。

(1) 燃やす場所の周囲に溝を掘り、枯れ草に火がついて周囲に燃え広がるのを防ぐ防火線とします。
(2) よく乾いた板片や、古い稲杭などを短く(20~30cm)切り、数本に灯油をかけてしみこませ、一番下に置きます。
(3) その上に、丸めた新聞紙やダンボールを切ったものを置き、これも少し灯油をしみこませます。
(4) その上に、「そだ」に相当する小枝の束を二つ三つ重ねて置き、点火します。

(5) 紙から板片に火が移ったら、「そだ」の上に、少しずつ丸太状の太枝を重ねて追加していきます。

(6) あとは、あまり巨大な炎にならないように調節しながら、剪定枝を追加していきます。



(7) 完全に燃えれば、白い灰が残るだけです。たぶん、この灰から炭酸カリウムが抽出できるはずですが、今はそれどころじゃない(^o^;)>poripori


途中で中断しなければいけないときは、土をかぶせます。


最近のご近所との会話は、「焼き終わったか?」「ん、まだまだだ~」というようなものでした(^o^)/
妻と二人で、おおよそ延べ40時間・人におよぶ作業量でした。やっと終わりました。は~、くたびれた(^o^)/


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2 コメント

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大変ですね。 (ノラ猫ごんちゃん)
2014-04-10 21:57:00
はじめまして

私は趣味の園芸で、サクランボ5、本リンゴ7本、
スモモ2、本柿1本を自家用に作ってます。

剪定、剪定枝処理も、なかなか大変です。
燃やすのも大変ですが、野火が一番心配です。

私は、今年はじめて大蕨地区にある処理施設に
搬入してみました。

燃やすのと、処理施設への搬入のどちらが楽かは、
微妙な感じです。
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ノラ猫ごんちゃん さん、 (narkejp)
2014-04-11 06:01:14
はじめまして。コメントありがとうございます。野火はこわいですね。「燎原の火のように」という言葉がありますが、四方八方に燃え広がる速さは、とても一人で消せるものではありません。毎年必ず野火騒ぎがありますが、用心にこしたことはありませんね。その点、処理施設へ搬入すれば安心ですが、軽トラックで何度も往復することを考えると、距離のある地域ではちょいと考えてしまいます。そんなわけで、当方は焼却を選択しておりますが、
(1) 風が少なく安定した朝方に実施する
(2) スコップで周囲に溝を掘り、防火線とする
などの対策を取っております。
今年も、なんとか無事に終了でき、ほっとしているところです。あとは、開花期に好天になってほしいところですね~。
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