今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

みうのお迎え・最終章

2017年07月02日 | (故)みう(おかあさん)
いよいよニャーと共同生活を始めたみう、しかしまだまだ問題山積です。
家裏での生活は何ひとつ不自由のない恵まれたものだったから、今は不安も不満もあるだろう・・・・、というのは人間だったらの話。ニャンコは前しか向かないので、そんなことで嘆いたりしないのです。

普通の家猫になるための、みうの課題をまとめました。課題といってもみうが何か努力するわけではなく、保護者の目標、いや願望のようなもんです。
1.呼んだら振り向く(保護者を認識、信頼し、コミュニケーションの対象として自覚)
2.保護者の生活サイクルに合わせる(就寝やお出かけ時の過ごし方)
3.ニャーの前で爆睡できる(部屋のあおり止めを外して二匹の生活空間を単一化)
4.リード付で庭散歩する(気持ちに落ち着きとゆとりが必要)
5.食事とトイレを1階に移す

今のみうは、自由に出入りできるといっても1日のうち23時間は自分の部屋で過ごしています。重ねて襲われたことで染み付いたニャーへの恐怖は、そんなに生易しいものではなかった。部屋の外に興味はあっても、ニャーがいると思うと出られないようだ。

<みうの部屋を紹介します>
ベットが並んで結構広い


部屋の入口、みうの後ろがベット下の隙間


ベット下のみう、今や一番落ち着く場所


あおり止めで固定したドアの隙間(ニャーは入れない)


最近はニャーに絡まれたこともないようだけど、例の執拗な目線は相変わらず。ニャーが少し追うと一目散に逃げ、先日はニャーに軽く触られただけで、ギエーッという凄まじい悲鳴をあげて1日ベット下に逃げ込んだ。今は、ニャーが外に出ているときだけ、1階に誘われて下りて来ます。

ひとり(一匹)でリビングにいるときは結構リラックス、子猫のようにじゃれることも多くなりました。保護者の後を追うことも。ニャーを中に入れると、じっとなってニャーの様子を伺う。このときだけはニャーのリードをつけたままにすると、ニャーが追わなくなるのかみうにその違いがわかるのか、結構近くで互いにくつろぐことも。みうとニャーが一緒にいる唯一の時間です。

            
             たまにニャーの横でじゃれることも

前述みうの課題(保護者の願望)はいろいろあるようで、実は1番の「呼んだら振り向く」が最も重要かつ根源的なテーマだ。子猫からいたり長年同居の家猫ではこんなことはないだろう。しかし迎えて間もない成猫ノラだとあり得るのかな。つまり保護者とのインターアクションがなく、傍にはいても自分だけの世界で暮らしているのです。

例えば普通の家猫は保護者がご飯を出すと認識しているので、お腹が空けば保護者の行動に注目し、あげれば直ぐに食べる。でも、みうにはそういう理解がない。ご飯をあげても食べません。いつも食べているみうの部屋に置くと、戻ったときに偶然見つけた感じで食べています。

なので、今はみうとの深い信頼関係がなかなか築けない。みうのしたいことにうまくこっちが合わせたときだけ、"いい関係"でいられるわけです。これさえ何とか改善すれば、他の項目は自動的に解決できると思っています。

            
         リードなしのニャーと向き合うことも(緊張の極みで)

ただ、気になることもあります。
ひとつはみうに難聴の疑いがあること。すぐ後ろで大きな音を立てても反応しません。動きが伴えば気配でわかるのか反応する。そもそも普通のニャンコのように耳をあまり動かさない。気持ちの問題なのか身体機能の問題なのか今のところ不明だが、コミュニケーションが取れない原因でもあるかもしれないので、落ち着いたら精密検査を受けさせようと思います。

もうひとつは、耳の先端と目の縁にかさぶたができては剥がれること。家裏生活の時代から、これをずっと繰り返しています。その周期は3週間から1ヶ月くらい。かさぶたができるということは、少しづつ血が滲み出ているのだと思います。それも止まることなく。 これも落ち着いたら、先生に診てもらう必要がありそうだ。

まだまだいろいろありますが、でも安らかに眠っているみうを見るにつけ、ほっと安堵している今日この頃です。

            
      広々とした自分の部屋、風通しもよく、意外と快適な空間です


コメント
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